ニオイバンマツリの新芽、4月下旬 C)季節の花300
■ニオイバンマツリ 葉が落ちる理由は?
1. 寒さに当たった
ニオイバンマツリは、半耐寒性です。
本来は常緑性ですが、気温が5度を下回るようになると、
だんだんと葉を落としてしまいます。
葉を落としたくないのであれば、
霜が降りる前に室内に取り入れるようにしましょう。
東京で屋外で育てていて、
冬に葉を落としても春にはまた芽吹き開花します。
環境さえ合えば、冬の間でも青々とした葉をつけたままになります。
また、暖地であれば軒下などで管理するようにして、
屋外で越冬することができます。
ただ、寒さに対してどこまで対応できるのか、
株の充実具合によっても変わってくるので、
不安なようであれば室内に取り込んだ方が良いでしょう。
ただし、室内の温度が20℃を超えると、
花が咲き出してしまい、初夏の開花期の花数が少なくなります。
室温は、10~15℃くらいの場所が適しています。
2. 水切れを起こした
夏の間は、ニオイバンマツリの生育期となり、水の吸い上げが強くなります。
気温も高いため、特に鉢植えで育てている場合は、
土が乾燥しやすい環境となります。
毎朝土の状態を確認し、乾いているようであれば、
鉢底から水が出てくるまでたっぷりと与えます。
また、夕方にも土の様子を見て、乾いているようであれば、
たっぷりと水を与えるようにします。
土の表面を少し触ってみて、硬い時は要注意です。
根詰まりを起こしていることもありますが、
そうでない時に土が硬い状態は、
水をうまく吸うことができなくなっている場合があります。
土の表面を、小さなクマデやフォークなどを使って軽く耕しましょう。
こうすると、水や肥料分が地中に染みこみやすくなります。
香りも色も素晴らしいニオイバンマツリ
3. 根詰まりしている
地植えで育てているのであれば、あまり気にする必要はありませんが、
鉢植えで育てている場合は、根詰まりには注意が必要です。
根が張り、鉢の中が根でいっぱいになってしまうと、
必要な水分や養分が中に染みこまなくなってしまいます。
土の表面を押して硬かったり、鉢底の穴から根が見えている時は、
根詰まりを起こしてる可能性があります。
ニオイバンマツリを鉢植えで育てる場合は、
1年~2年に一度は植え替えするようにしましょう。