ユスラウメの実
ユスラウメの花
科名：バラ科
形態：落葉低木
英名：downy cherry
学名：Prunus tomentosa
原産：中国
開花：4月
「ユスラウメ」と呼ばれている名前の由来は
幹をゆすると、簡単に実が落ちることからという説と、
朝鮮語の「移徒楽（いさら）」がなまった説などがあります。
葉が出るのと同時ぐらいに直径2cmぐらいの白い花が咲きます。
果実は赤色と白色があり、生で食べたり、
果実酒に加工したり、ジャムにして冷凍保存して食べます。
・品種
白色かやや紅色がかった5弁花が咲くユスラウメ、
赤実よりも一回り大きく1.5cmぐらいの白い実がつく、
シロミノユスラウメなどがあります。
■ユスラウメの育て方 栽培方法
・苗選び
実の種類は赤い果実と白い果実ぐらいしかありませんが、
個体差が大きく、甘みが強いもの、酸っぱいもの、
濃いもの、薄いもの、大きな実がなるものなど色々とあります。
入手する前に特徴をよく調べてから選びます。
・植え付け
厳寒期を除く11月下旬～12月、2月～3月上旬に
日当たりと水はけのよい場所に植え付けます。
やや大きめに植え穴を掘り、堆肥をよくまぜておきます。
乾燥と暑さには強いですが、日照不足には大変弱いため、
年間の日照環境を調べてから植え付け場所を決めます。
・剪定
落葉時期の11月～2月、不要枝や細かい枝を透かし剪定します。
強い切り戻しはダメージが強いので、やらないようにします。
根ぎわからヒコバエが多く伸びるので、早目につけ根から切り取ります。
・増やし方
一般的には2月下旬～3月上旬に接ぎ木で増やします。
モモを台木にすると、大きな実をならすことが期待できます。
・施肥
2月と8月下旬に骨粉と油かすを同じ量まぜたものを2握りほど与えます。
・病害虫
テッポウムシが発生したらつまみだすか、、
ブラシなどで木を傷つけないようにこすり落とします。
育て方のポイント！
・暑さ、乾燥に強いので育てやすい庭木です。
・湿気が多すぎるのが苦手なので、水のやり過ぎに注意します。
・日照不足は果実の数が少なくなるため、日当たりのよい場所に植えます。