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カキの育て方|地域にあった品種が栽培しやすい

  • 投稿日:
  • by flower777
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カキが鈴なり


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カキの実、美しい


科名:カキノキ科
形態:落葉中高木~高木
英名:Kaki Persimmon
学名:Diospyros kaki
原産:日本、朝鮮半島、中国
開花:4月下旬

   
「カキ」と呼ばれている名前の由来は
秋に紅葉する「赤」い葉と「黄」色の実から、
「赤黄」→ 「あかき」→ 「かき」に変化していった、
という説があります。

カキは大きく分けると、甘柿と渋柿の二つに分かれます。
渋柿もシブを抜き、干し柿にすると美味しくなります。
果実だけではなく幹は家具に、葉はお茶にも使われています。

・品種
甘柿の種類は富有、次郎など
渋柿の種類は甲州百目、蜂屋などがあります。
形はトマトのような横長なものと、
砲弾やドングリのような縦長のものと大きく二つに分かれます。


カキ育て方 栽培方法

・苗選び
雄花を持っている品種は限られています。
欲しい品種の雌花と一緒に雄花を持つ品種を
一緒に植える必要があるので注意します。

・植え付け
カキは厳寒期を除いた11月下旬~2月ごろ、
暖かい地方では早めに、東北地方では3月近くだと間違いがありません。
晴れて風のない日を選び、根を乾かさないよう作業します。

植え穴は深く掘り、堆肥をまぜて高植えにします。
植えつけた後は、地上に出た部分を半分に切り詰め、
支柱を立てて支えます。

・剪定
自然樹形でも形は整いますが、何もしないと
実がなりすぎて木が疲れ、翌年実の数は減ってしまいます。
毎年実を楽しむためには、摘果が必要です。

落葉時期の12月~2月ごろ、充実した実がなるように
枝数と花芽を減らして整理します。

前年に伸びた枝の先端の大きな芽から伸びた
若い枝に実がなるので、先端を切りすぎないようにします。

花が終わった後不要な枝を透かし選定し、
日当たりと風通しをよくします。

・増やし方
3月中旬~4月中旬に接ぎ木で増やします。
接ぎ木口をよく見て共台の苗を使います。

・施肥
寒肥として植えつけた2年目から、
油かすと骨粉と堆肥ををまぜて与えます。


・病虫害

黒星病や炭そ病などには、冬に石灰硫黄合剤をまきます。
カキノヘタムシ対策は、5月下旬~9月に定期的に殺虫剤をまきます。

kurukuru.gif育て方のポイント!
・日当たりが良ければ、土質はほとんど選びません。
・甘柿は暖かい地方、渋柿はやや寒冷な地方が適しています。
・植えつける時は根を乾かさないようにします。