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カキの実がつかない理由は?

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カキは秋の味覚として代表格ともいえる、
カキノキ科の落葉樹です。

庭を持つ家庭では、好んで植えられている、
果樹のひとつでもあるでしょう。
店頭では秋から晩秋にかけて登場します。

スィーツの材料に用いたり、
サラダなどで味わったりできます。
このほか干し柿や冷凍保存などにしても、
美味しいでしょう。

カキにはビタミンを筆頭に、
さまざまな栄養素が豊富です。

地味な果物と思われがちなほど、
日常に浸透しているだけあって、
毎年の収穫に思いを寄せるのではないでしょうか。


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カキの青い実


■カキの実がつかない理由

1.間違った剪定
カキの枝を切るときは、徒長した枝を2~3芽切り詰めます。
花芽のついた太い枝は切らない方がよいでしょう。

片っ端から枝の先を切り詰めると隔年結果をおこすので、
花芽をよくチェックして剪定をします。

花芽や新芽がよく見えるので、作業がしやすくなります。
若い苗や植え付けをして間もない木は剪定はひかえます。

上に向かって伸びる勢いの強そうな枝は、
のちにやっかいになるので切ります。
剪定に適した時期は、落葉してから12~2月ころです。

2.ヘタムシによる被害
カキの実はヘタムシに食害されて落下することがあります。

初夏と真夏に被害にあいやすいので殺虫剤の散布が必要です。
実が変色していたら、ヘタムシを疑った方がよいでしょう。

ヘタムシは複数いる可能性があるので、
ヘタごと実をとりのぞき周辺を探して捕殺します。

翌年の対策に冬に幹の粗皮を削っておいたり、
秋の初めに古布やこもを巻きつけておいて、
真冬に撤去して処分するなども有効でしょう。

3.根詰まりや水不足
カキは植え付け後の生育がとてもゆるやかです。
若い苗木や植えてから2~3年の木は、
花芽が付きにくいことが多いです。

根がしっかりはって枝や葉が充実してくるまで、
待った方がよいでしょう。

鉢植えで育てているカキは、
とくに水切れを起こしやすいので注意します。

根が絡み合って通気性が悪くなったり、
吸水する力がおとろえる心配があるので、
定期的に植え替えが必要です。

>>カキの分かりやすい育て方はこちらです