マスカット、美味です♪
科名:ブドウ科
形態:落葉つる性
英名:common grape
学名:Vitis. vinifera L.
原産:ヨーロッパ、アメリカ
開花:4月中旬~5月中旬
「ブドウ」と呼ばれている名前の由来は
ペルシャ西のフェルガーナ地方で「ブーダウ」と
呼んでいたのが変化したという説があります。
またシルクロードから中国を渡って伝えられ、
中国語でもブドウは漢字で「葡萄」と書かれています。
ブドウの多くは果実を食用に利用しており、
生で食べる、葡萄酒、ジュース、瓶・缶詰、
ジャムなどの加工食品にも使われています。
・品種
品種としてはアメリカ系とヨーロッパ系、
その交配間生種に分かれます。
日本の高温多湿の気候ではヨーロッパ系より
アメリカ系、あるいは欧米雑種系が育てやすいです。
甲州ブドウ、味わいがよいです
■ブドウの育て方 栽培方法
・苗選び
品種や特徴を確実に確認してから入手します。
ヨーロッパ系の品種はハウス栽培をしないと育たないので、
それなりの設備準備が必要になります。
・植え付け
12月~2月、日当たりと水はけのよい場所に植えます。
乾燥にも強く、耐寒性もあります。
土質よりも雨量が少ないことが大切な条件になります。
大きめの植え穴に堆肥や腐葉土をすき込み、
接ぎ口が15cmぐらいの高さになるよう高植えします。
・剪定
12月~1月ごろ、長く伸びたつるを3芽ほど残して切り詰めます。
切る時は、切り口に近い芽が乾燥しないように、
芽と芽の中間を切るように注意します。
・増やし方
ブドウは挿し木で増やすことが可能です。
新苗を買ってきたとき、カットした部分を
冷蔵庫で保管しておくと挿し木になります。
時期は2月下旬ごろが適しています。
・施肥
寒肥として2月ごろ、鶏ふんと堆肥を根元近くにすき込みます。
9月に追肥として骨粉と油かすを同じ量まぜたものをまきます。
・病虫害
フィロキセラの害虫を防止するには、耐病性苗木を選びます。
灰色かび病、うどんこ病、黒痘病などには、
ベンレートやボルドー液を定期的にまきます。
葉が開いてから花が咲くまでは、シマンタイセンをまきます。
育て方のポイント!
・ブドウは1本でも結実するので、受粉樹は必要ありません。
・ほっておくと房が多すぎて栄養不足になるので摘房を行います。
・1房当たりの果粒数を調節する摘粒を行い、袋かけを行います。