キウイの結実
キウイの花
科名：マタタビ科
形態：落葉つる性
英名：kiwifruit
学名：Actinidia deliciosa
原産：中国
開花：5月中旬～6月中旬
「キウイ」と呼ばれている名前の由来は
卵ぐらいの大きさの楕円体の果実は、
皮が茶色く毛状の繊維に覆われており
鳥のキウイに似ていることからついた説があります。
原産地の中国では昔から役立つ植物だと注目され、
果実は生で食べたり、加工して使われたり、
枝は紙に、樹液は補強原料として利用されてきました。
・品種
キウイの外側は産毛で覆われているため、
半分に切って果肉の色で分類してみると、
果肉がグリーンのものがヘイワードやアボットなど
イエロー～レッドのものがイエローキングなどがあります。
■キウイの育て方 栽培方法
・苗選び
キウイは雌雄異株なので、実を充実させるには
雄木と雌木両方必要です。
香緑のように同じ花に雄しべと雌しべがある品種は
一本の木でも結実します。
・植え付け
10㎡以上の広い場所をまず確保し、
1月～2月初めに植えつけます。
根がよく広がるよう、植え穴は大きく掘り、
有機物や石灰、堆肥などを入れておきます。
キウイは少しの風でも折れやすいので、
支柱を立てて、つるを誘引します。
・剪定
12月下旬～1月に長く伸びすぎたつるは、
1mぐらい残し、芽と芽の間を切り詰めます。
花や実は短枝につくので主枝を２本選び、
それ以外の太い枝は、元から切り取ります。
切り口には保護剤を塗り、枯れ込まないように注意します。
・増やし方
3月下旬に接ぎ木で増やします。
接木の枝は鋭い刃物で鋭角にして差し込み、
ビニールテープで巻きます。
・施肥
寒肥として1月～2月に油かすと骨粉を
同じ量をまぜて与えます。
9月上旬の追肥の量は約半分にします。
・病虫害
特に心配はありません。
育て方のポイント！
・植えつけの前に棚仕立てにしておくと収穫しやすいです。
・摘果より摘蕾のほうが果実を大きく育てることができます。
・雌花と雄花の開花期が合わない場合は、花粉を購入して受粉させます。