レンギョウ、よく見るとかわいらしい花
科名:モクセイ科
形態:落葉低木
英名:golden bells
学名:Forsythia suspensa
原産:日本、中国、朝鮮半島
開花:3月中旬~4月中旬
「レンギョウ」と呼ばれている名前の由来は
漢名の「連翹」を音読みしたことから始まっています。
しかし間違った使われ方をしています。
中国で連翹と言えば、「トモエソウ」や「オトギリソウ」を指し、
日本の連翹のことは「黄寿丹」が該当します。
どちらも薬草として売られたことから
認識がずれたと言われています。
日本への渡来は平安時代と古く、
成熟した果実は、利尿剤、解熱剤などに使われています。
黄金色と言われるぐらい濃い黄色の花が
葉が出る前に枝いっぱいに咲く様子は、
遠くからでも目立つほど迫力があります。
・品種
枝が弓状に伸びよくしだれるチョウセンレンギョウ、
枝が直立するシナレンギョウ、
一部の石灰岩地に自生しているヤマトレンギョウなどがあります。
レンギョウの花は華やかで目立つ
■レンギョウの育て方 栽培方法
・苗選び
黄色い鮮やかな花がレンギョウの特徴の一つですが、
品種によっては白い花が咲きます。
色が変わると雰囲気も違うので選び間違いないようにします。
・植え付け
厳寒期を除いた11月~4月中旬までの落葉時期に
日当たりと水はけがよい場所に高植えします。
数年でかなり生長するので、スペーズは広くとります。
・剪定
花が終わった4月下旬~5月中旬ごろに、
花をつけなかった弱い枝や古い枝
つけ根から切り落とし、新しい枝に更新していきます。
4~5年に一度、花後にすべての枝を3分の1残し、
切り詰めて一気に更新する方法もあります。
・増やし方
レンギョウは挿し木で増やすのが簡単です。
時期は2月下旬~3月上旬、
新しい枝が出てくる前が適しています。
20cmぐらいの長さに枝を切り、
湿らせた川砂に挿すと、根が生えてきます。
・施肥
花後と9月下旬ごろに、
油かすに骨粉を3割まぜたものか、
粒状化成肥料を与えます。
・病虫害
特に必要はありません。
育て方のポイント!
・丈夫で育てやすいので、生け垣などによく利用します。
・日当たりが悪いと花つきも悪くなります。
・萌芽力が強いので、刈り込み選定と透かし剪定を交互に行います。