アジサイの花、梅雨も楽しめる
アジサイ、人気のアナベル
科名:ユキノシタ科
形態:落葉低木
英名:Hydrangea
学名:Hydrangea
原産:アジア、北アメリカ
開花:6月~7月
アジサイ(紫陽花)の名前の由来は、
集(あづ)・真藍(さあい)が変化したという説があります。
つまり、「青い花が集まって咲いている」花の姿を
表現した言葉から呼ばれるようになりました。
梅雨を代表する花木で、花の色が変わることから
七変化(しちへんげ)・八仙花(はっせんか)
丸く集まった姿より手毬花(てまりばな)など、
別名でも親しまれています。
アジサイの学名は「水の器」という意味、
ハイドランジアと呼ばれているほど、
水を大変必要とする花木です
・品種
日本のアジサイがヨーロッパで品種改良され、
逆輸入されたのがハイドランジア(セイヨウアジサイ)です。
日本に自生するアジサイをヤマアジサイと呼んでいます。
園芸品種はたいへん多く、花の形は、
ガク咲きと手まり咲きに分かれます。
アジサイは、上手に剪定すると美しく大きな花をたくさん咲かせます。
アジサイの育て方を、分かりやすくご紹介していきます。
■アジサイの育て方 栽培方法
・苗選び
葉が大きく、色が濃いもの、
枝が太くてしっかりしたものを選びます。
セイヨウアジサイの方がやや耐寒性に
劣るものが多いので、育てる環境に合わせて
園芸品種を決めた方が無難です。
・植え付け
半日陰で水はけがよく、湿度を保ちやすい
肥沃地が適しています。
強い直射日光があたる場所は乾燥しやすいし、
北風が直接アジサイに当たる場所も避けます。
時期は落葉はじめの11月、あるいは
落葉が終わり芽が出始める3月ぐらいが適しています。
植え穴には腐葉土や堆肥をたくさん入れ、
穴は根鉢より少し大きく掘り、そのまま植えつけます。
山アジサイ、風情がある
◎剪定のコツ
アジサイは自然に樹形が整うので、
刈り込みなどは不要です。
古い枝、込みあった枝、弱い細い枝、
枯れた枝を切り落とす程度です。
しかし株が古くなってくると形が崩れてくるので、
数年に一度は翌年の開花をあきらめて、
強く切り戻し、仕立て直します。
また美しい花を咲かせるためには、
花が終わった後、すぐに花がらを3節目の上で切ります。
・増やし方
株分けは2月、挿し木は春の3月下旬~4月下旬、
梅雨の4月~7月に行うことが可能です。
・施肥
2ヶ月に1回ぐらい、油かすと粒状化成肥料を
同じ量混ぜたものを、一株あたり3握りほど
根周りに軽くすき込みます。
・病虫害
乾燥するとハダニが発生しやすいので注意します。
育て方のポイント!
・水をとても好むので、水ぎれに注意します。
・花の形や色の変化が豊富なので、特徴を確認します。
・栽培場所は半日陰の肥沃地を選び、乾燥する場所を避けます。
■参考
挿し木(挿し芽)の方法 わかりやすい画像つき
*より詳しく分かりやすいアジサイ専門サイトもご覧ください。
アジサイの育て方.net