アベリアの花
アベリアの葉
科名:スキカズラ科
形態:半常緑低木
英名:Abelia Edward goucher
学名:Abelia×grandiflora
原産:中国
開花:7月~11月中旬
アベリアの名前の由来は、19世紀イギリスの
医者で植物学者でもある中国へ来たことがある
「Abel(エイブル)博士」にちなんだという説があります。
別名ハナツクバネウツギ、あるいは
ハナゾノツクバネウツギとも呼ばれています。
夏から晩秋まで長く花が咲き、大気汚染や乾燥に強いため、
街路樹や公園樹として使われます。
・品種
アベリアの仲間は北半球の温帯に30種類ほど分布しています。
日本では中国産のアベリア・シネンシスと
アベリア・ユニフロラの交配によって生まれた園芸品種、
アベリア・グランディフロラが多く親しまれています。
またアメリカで作られた「エドワード・ゴーチャー」、
黄金色の葉に緑の斑点が特徴的な「フランシス・メイソン」や
夏から秋にかけて白斑の葉が美しい「コンフェティ」などがあります。
■アベリアの育て方 栽培方法
・苗選び
葉のつやがよく、枯れ枝がない元気な苗を選びます。
近所のお店に売っていない場合は、通販でも入手は可能です。
・植え付け
アベリアの植え付けは、春と秋のお彼岸のころを選び、
日当たりがよく、水はけのよい場所に植え付けます。
特に土質は選ばす、やせた土地でも育ちます。
よく成長して伸びるので、複数株植える場合
株と株の間隔を2mぐらいとって植え付けます。
・剪定
花が終わったら樹形を乱す枝を整理し、
花芽を切らないようにします。また
芽吹く力が強いので、生け垣などに仕立てることも可能です。
自然樹形を楽しむ時は、勢いが亡くなった古い枝を切り落とし、
新しい枝を出すように環境を整えます。
株が大きくなりすぎた時は、2月ぐらいに20cmぐらいの高さで
全ての枝を刈り込み、春に新芽を伸ばすように準備します。
・増やし方
アベリアは挿し木で4月と7月ごろに増やします。
今年伸びた枝を切り、赤玉土などに挿すと容易に根が生えます。
・施肥
特別には肥料を与える必要はありません。
しかし土地がやせている場合は、堆肥を施します。
・病虫害
病害虫はほとんど見かけることがないので心配ありません。
育て方のポイント!
・性質が丈夫で、病害虫の心配をほとんどする必要がありません。
・水やりや施肥がほとんど必要ありません。
・東京より北の地方では落葉します。