シャリンバイの花
シャリンバイの実
科名:バラ科
形態:常緑低木
英名:Yeddo-hawthorn
学名:Rhaphiolepis
原産:日本
開花:5月
「シャリンバイ」という名前の由来は、
枝先に細い枝が車輪のように出て
白い5弁の花がウメに似るからという説があります。
常緑性で潮風や公害に強いので、
道路の中央分離帯の植え込みなどに利用されます。
樹皮にはタンニンを多く含んでいるので、
奄美地方では煎じたものを大島紬の染料として使っています。
・品種
中国南部原産のインディカ、
シャリンバイとインディカをかけあわせたデラクリー。
樹高が1mぐらいな小さいぶりマルバシャリンバイ、
葉がややとがったかたホソバシャリンバイなどがあります。
■シャリンバイの育て方 栽培方法
・苗選び
目隠しなど垣根に使う場合はば樹高の高いシャリンバイ
庭の植え込みなどには樹高が低く枝が密生して形よく整う、
マルバシャリンバイがあるので、目的に応じて
品種を確認しながら選びます。
・植え付け
暖かい気候を好むので春のお彼岸が終わった3月下旬~5月上旬、
秋のお彼岸ごろの9月前後が適しています。
日当たり、水はけ、よい場所を選び、高植えにします。
根鉢はくずさないで、根を折らないように注意します。
・剪定
剪定はまめにしなくても自然樹形でも大丈夫です。
切りつめたい時は、花後すぐに行います。
・増やし方
シャリンバイは、実生(タネまきから)から増やすことが可能です。
・施肥
やせている土地の場合には、堆肥などを与えます。
・病虫害
カイガラムシ、ミノムシの発生を見つけたら、
定期的に殺虫・殺菌剤をまきます。
育て方のポイント!
・潮風や公害に強い花木です。
・根が少ないので、折らないように準備します。
・日当たりのよい場所で栽培します。