フェイジョアの若い実
科名:フトモモ科
形態:常緑大低木
英名:Feijoa
学名:Feijoa sellowiana
原産:南アメリカ
開花:6月中旬~7月中旬
「フェイジョア」と呼ばれている名前の由来は
スペインの植物学者フェイホアに因んだものと言う説があります。
別名「パイナップル・グァバ」と呼ばれ、
果実がパイナップル、リンゴ、バナナを混ぜたような甘い香りを
放つところから名前がつけられました。
西洋ナシとモモをあわせたような風味でビタミンCを豊富に含み、
風邪予防や疲労回復などに有効な果実です。
・品種
果実が大きいマンモス、晩生で香りがよいトライアンフ、
やや果実が大きなアポロなどたくさんの品種があり、
葉っぱに斑点が入る種類もあります。
フェイジョアの花
■フェイジョアの育て方 栽培方法
・苗選び
フェイジョアは1本だけでは実が成りにくい性質を持っています。
また複数の木を植えても同じ品種同士では、
実が成りにくい性質も持っています。
異なる品種の木を1本ずつ用意した方が、
たくさんの実を成らすことが容易になります。
・植え付け
春の気温が落ち着いた4月中旬~5月中旬か、9月ごろに、
日当たりのよい場所に大きな植え穴を掘り、
堆肥をたくさん入れ込み高植えにします。
・剪定
フェイジョアは花芽と葉芽の区別がつきにくいため、
先端を全て落としてしまうと実がつかなくなる可能性があります。
強めの剪定は行わないようにします。
2月~3月ごろに地際から出る枝や、株の中にある弱くて短い枝、
込みあった枝を間引き剪定し、株が乱れてきたら、
伸びすぎた枝を切り、樹形を整えるようにします。
・増やし方
フェイジョアは実生、接ぎ木、挿し木で増やすことが可能です。
実生は冬の間乾燥しないようビニール袋などで保管しておいたタネを
3月上旬ごろにまき、芽が出るまで乾燥しないよう水を与えます。
接ぎ木は4月上旬、挿し木は6月下旬~7月中旬が適しています。
・施肥
2月と8月~9月の2回、油かすに骨粉を同じ量まぜたものを与えます。
あまり多く与える必要はありません。
・病害虫
コウモリガ、テッポウムシが発生したら、すぐに駆除します。
育て方のポイント!
・同一品種間では果実が出来にくいので、複数の品種を植えます。
・枝の先端近くに花芽ができるので、全体を刈り込むことは避けます。
・落果する時期が、収穫に適しています。