ナツツバキの花
ナツツバキの紅葉
科名:ツバキ科
形態:落葉高木
英名:stuartia(ヒメシャラ)
Japanese stuartia(ナツツバキ)
学名:Stewartia monadelpha(ヒメシャラ)
Stewartia pseudocamellia(ナツツバキ)
原産:日本
開花:5月下旬~6月中旬
ナツツバキが、「ヒメシャラ」と呼ばれている名前の由来は
日本ではナツツバキの別名を沙羅双樹(サラソウジュ)と呼び、
この言葉が変化してシャラノキと言っています。
このシャラノキよりも花が小さく、花姿が似ているところから
ヒメシャラと呼ばれている説があります。
別の呼び方ではサルナメリ、アカラギ、サルスベリなどがあります。
・品種
ナツツバキの基本種は白い花が咲きますが、
ベニバナナツツバキは花弁の先が淡紅になります。
シダレナツツバキは変種でしだれ性の特徴があります。
■ヒメシャラ・ナツツバキの育て方 栽培方法
・苗選び
ヒメシャラ・ナツツバキはシンボルツリーとして、人気がある花木です。
樹高10~20mにも生長するので、庭では5mぐらいに
株立ちできるよう、品種と特徴を確かめて
しんのまっすぐな苗木を選びます。
・植え付け
厳寒期を除いた12月あるいは2月ごろに
日当たり、水はけのよい肥沃な場所に植えます。
根元には乾燥しないよう直射日光が当たらない場所を選びます。
大きめの植え穴を掘り、堆肥をたくさんまぜて高植えにします。
高く生長するので倒れないよう支柱を立てます。
・剪定
1月~2月の落葉時期に1本ずつ不要な枝を切り落とし、
切り口には保護剤を塗ります。
ヒメシャラ・ナツツバキは横には,
あまり枝を伸ばさない木なので、
左右に伸びすぎた枝も切り落とします。
切り詰め剪定は枝が不自然に増えるので必要ありません。
・増やし方
ヒメシャラ・ナツツバキは実生でふやすことが可能です。
タネまきは2月下旬~3月上旬に行います。
・施肥
1月~2月の寒肥、8月下旬~9月下旬の追肥を行います。
粒状化成肥料と油かすを同じ量をまぜ、2握りほど与えます。
・病害虫
風通しが悪いとテッポウムシ、カイガラムシが発生するので、
見つけ次第駆除します。
育て方のポイント!
・樹勢が強いので土質は特に選びません。
・単独ではなく数本まとめて植えると自然に落ちつきます。
・できれば午後は日陰になる場所が適しています。