セアノサス、ブルー系統が人気
セアノサス、マリーサイモンも愛らしい
セアノサス（California Lilacs、Blue Blossom、
学名：Ceanothus）は、
クロウメモドキ科セアノサス属、
北アメリカが原産の、半耐寒性常緑低木です。
別名カリフォルニアライラック、などとも呼ばれています。
主な種類
・パシフィックブルー
・マリーサイモン
草丈は30～50cmほどで、庭植えでは150cmをこえます。
葉に光沢があり、花が咲いてない状態でも、
観賞できるほど美しいです。
枝先には、小花を穂のように、たくさんつけます。
目がさえるほど、透きとおったブルーの花からは、
せっけんに似た、甘い芳香もただよいます。
新緑の青さとは違った、さわやかさを満喫できるでしょう。
植え付けは、春と秋のいずれかに行い、
4～6月に花が咲きます。
■セアノサスの育て方 栽培方法
・苗選び
よく分枝をしているものを、選びます。
下の葉が変色しているものや、
間延びしたものは避けます。
株元が、しっかりしたものがよい苗です。
・植え付け
寒冷地では、鉢植えにして楽しみます。
関東より西の太平洋側の暖地では、
庭植えでもよいでしょう。
湿り気が適度にあり、水はけのよい用土に植えます。
土を配合する場合は、
赤玉土（小）・腐葉土を、6:4くらいの割合にします。
・置き場所
春から秋にかけて、よく日があたる戸外で管理します。
真夏に関しては、西日や雨から守るようにしましょう。
風通しのよい、半日陰などがよいです。
寒くなったら、明るい室内に置いて観賞します。
・水やり
セアノサスは、過湿に注意しながら、
鉢土の表面が、白っぽく乾いてから、
水をあたえます。
・肥料
植え付ける時と、油かすのような、
有機質の固形肥料などを、置き肥します。
・植え替え
セアノサスは、5月ころに、
植え替えを行います。
保水性と排水にすぐれた、
肥沃な用土を用いて、植え替えます。
・剪定
花が咲き終わったら、枝を切り戻して、
蒸れないようにします。
・増やし方
挿し木で増やします。
セアノサスの挿し木は、
夏に行うのがよいでしょう。
7～8cmほどの枝を用意し、下の葉を落として、
清潔な挿し木用土などにさします。
風の当たらない、日当たりのよい場所で、
管理をしましょう。
用土が乾かないように、
午前中に、水を与えて保湿します。
POINT！
・雨や真夏の直射日光をさけて管理をする
・枝が混みあってきたら刈り込む
・肥沃な用土を好む