スポンサードリンク

アジアンタムの育て方|乾燥に弱いので水やりに気をつける

AdiantumA.jpg
アジアンタム、繊細な葉が揺れるのが素敵


アジアンタム(Adiantum)は針金のような細い茎に、
小さく薄い緑の葉が沢山揺れ、
見るからに涼しげなムードを感じさせてくれます。

アジアとアメリカの熱帯から温帯にかけて自生し、
日本にもいくつか自生種があります。

観葉植物として人気が高いのは、
細かい葉が沢山つくラディアヌムとその園芸品種で、
「フリッツルーシー」は茎が立ち上がります。

他には葉が暗い緑色をしている「ヒスビドゥルム」や、
葉が大きい「トラべジフォルメ」などが、良く出回っています。


AdiantumB.jpg
アジアンタム、仕立て方で雰囲気がかわる


アジアンタム楽しみ方

中鉢や小鉢に植えてこんもり仕立てる姿に、
人気があります。

釣鉢から垂らすこともできますが、
乾燥に弱いためすぐに水やりが必要です。

また葉の小ささを利用してテラリウム等に添えたり、
他の観葉植物の寄せ植えの縁どりに使ったりすると、
また違った趣きが楽しめます。


アジアンタム育て方 栽培方法

・置き場所
アジアンタムは日陰でも育ちますが、
冬は部屋のガラス越しの日差しに当てる位の方が、
元気に育ちます。

春から秋は直射日光を避けないと、
葉の繊細さがキープできません。

室内では、エアコンの風があたらない場所を選びます。

・水やり
アジアンタムは葉がとても薄いため、
保水力があまりありません。
気がついたら葉がチリチリになって枯れていた、
という失敗がよくあります。

これは直射日光を当てていなければ、水切れが原因です。
まめに霧吹きで霧水を与えましょう。

基本として、鉢の土が乾く直前に沢山水やりをしますが、
冬は少し乾かしぎみにします。
もちろん表土がジグジグしている状態はよくありません。

また葉水を与え、風を避けるなど、乾燥を抑える工夫も大切です。

・仕立てなおし方
アジアンタムは強い光に当てたり、
乾燥した場所に置くと、
葉がチリチリになって枯れてきます。

逆に高温多湿状態で蒸れて、
黒く腐ってしまう場合もあります。

葉が傷んでしまった時は、
思い切って地ぎわから2~3cmのところで切り戻し、
支柱を立て、全体をおおうようにビニール袋に入れて、
新しい芽が出るのを待ちます。

傷んだ場所が少なければ、その部分だけを切り取って株分けをし、
常に新しい葉を伸ばすようにすると、
葉の色が鮮やかに見た目も美しくなります。

・施肥
生長期に2週間1回、液体肥料を与えます。

・病害虫
新芽が出る季節はナメクジに気をつけます。

kurukuru.gif育て方のポイント!
・乾燥に弱いので、まめに水やりをする
・日陰でも育つが、明るい日陰に置いた方が元気に生長する
・環境の変化で葉が黒っぽく枯れた時は、切り戻しをする
・寒さには弱く耐寒温度は8℃以上は必要

>>アジアンタムを各種見てみる