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ネコヤナギの育て方|挿し芽で増やしながら栽培

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ネコヤナギの愛らしい穂


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ネコヤナギのピンクも人気


ネコヤナギ(学名:Salix Gracilistyla)は、
ヤナギ科ヤナギ属の落葉低木です。
2~4月ころに花の見ごろを迎えます。
別名カワヤナギ、エノコロヤナギ、などとも呼ばれています。

主な自生地は、日本国内の水辺などでみられます。
関連種は、タカネエゾヤナギ、アカメヤナギなどがあります。

早春に、葉よりも先に銀白色の花穂をつけます。
綿毛のような質感が、ネコのしっぽを思わせます。
株は、それぞれ雄雌があり、雌花穂が少し大きめです。
立ち性とほふく性とがあります。

春をつげる水辺の樹木で、生け花で多く使われてます。
切り花や生け花で楽しむのがポピュラーですが、
盆栽にして屋外に飾る楽しみ方もあります。
容易に増やせるので、初心者にも育てやすく愛されます。


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ネコヤナギは枝ぶりも美しい
C)イングの森


■ネコヤナギの育て方 栽培方法

・置き場所
日光を、じゅうぶんに浴びられるような、環境におきます。

・水やり
ネコヤナギは、水を好みます。
水切れを起こしやすくなる恐れがあるので、
腰水などにして管理すると楽です。

・肥料
5月初旬の花が咲き終わったあとに、
有機質肥料をあたえます。
多めに、置き肥しても大丈夫です。

・手入れ
毎年、枝を切り詰めなくてもよいですが、
整枝を目的に、切り戻しをします。
枝を剪定する時期は、花が咲き終わる、4月下旬がよいです。
2~3節ほど、残す程度を目安にします。

・植え替え
植え替えをする時期は、花が咲き終わった、
4月下旬ころがよいでしょう。

新梢が伸びだす前に、根を少し詰めてから、植え替えます。
赤玉土単体でもよく、肥沃で水はけがよい用土を用います。
多少やせた土でも育ちます。

・冬越し
ネコヤナギは、寒くなると休眠します。
霜の降りやすい気温になったら、軒下などに移動させて、
強い風から保護して、春まで管理しましょう。

・増やし方
水さしや挿し木で増やします。
発根しやすいので、比較的繁殖が容易です。
早春の3月、または梅雨どきの6月に、作業をしましょう。


■ネコヤナギいろいろ

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kurukuru.gifPOINT!
・水と日光をたいへん好む
・休眠期に入ったら霜や強風を避ける
・増やしやすいので株の更新も簡単

>>ネコヤナギの苗を見てみる