キダチアロエ
アロエの花
アロエ（Aloe)が健康食品としても人気が高い理由は、
「医者いらず」と呼ばれている、
ベラやキクチアロエの葉を利用しているからです。
肉が厚い葉の中は、ゼリー状になっていて、
塗り薬や飲み物にしたり、そのまま食べたりします。
他にも葉が短く棘が特徴的なフヤジョウや、
葉の模様が綺麗なチヨダニシキがあり、
花を楽しむ品種もあります。
■アロエの仕立て方
キダチアロエは小鉢から大鉢まで、
色々な大きさに作られますが、
暖かい地方では地植えも珍しくありません。
ベラは大きな株にすると迫力がでますが、
葉の模様を楽しむ品種はミニ観葉にして、
他の多肉植物等と一緒に植えても楽しめます。
通称ベラ、食べてもおいしい
■アロエの育て方 栽培方法
・置き場所
アロエは関東の南部地方でも軒下で霜よけをすれば、
戸外で冬越しができる位、寒さに強い品種です。
日当たりが悪くても枯れることはありません。
しかし節の間が詰まったしっかりとした株を作るには、
できるだけ直射日光が当たる場所に置きます。
夏は高温と強い太陽光で乾燥が激しくなるので、
光を遮ります。
・水やり
水を与えすぎて、鉢の土が濡れすぎないように注意が必要です。
アロエの葉は水分をたっぷりと備えているので、
鉢の土が白っぽく乾いてから、水を与えるようにします。
冬は寒さに耐えられるよう、特に乾燥状態にします。
・仕立てなおし方と挿し芽
アロエは大きく成長してくると下の葉が落ち、
わき芽が伸びたり、子株ができたりします。
全体にだらっとだらしがない姿になってくるので、
一度株元の近くで切り戻し、切り口の下から伸びてくる
わき芽を新しく育てて、株を作り直します。
切り落とした部分は、わき芽や天芽を挿し木として、
増やすことができます。
子株も切って植えつければ、すぐに新しい株が育ちます。
その時は、切り口がしっかりと乾くまで、
一週間以上陰干しをしないと、挿し木をした時に、
湿気が多すぎて腐ってしまうので注意が必要です。
・施肥
アロエは生長盛んな観葉植物なので、
肥料を与えるとかえって育ちすぎることがあります。
小さいうちは生長期に1～2回、
緩効性化成肥料を与えてもかまいません。
・病害虫
カイガラムシが発生したらハブラシ等でこそげ落とします。
育て方のポイント！
・水のやりすぎに気をつける
・できるだけ日当たりの良い場所に置く
・肥料を与えすぎないように注意する