スパティフィラム、苞が美しい観葉植物
スパティフィラム、群生もきれい
スパティフィラム(Spathiphyllum)は、
熱帯アメリカ原産の、サトイモ科の植物です。
光沢のある葉と、清楚な白い花のように見える、
苞が美しい観葉植物です。
実際の花は、花のように見える苞の中心部の、
穂状の部分で、6月~9月に開花します。
鉢植えには、草丈70cmほどの中型種か、
コンパクトにまとまる小型種が適しています。
メリー、ニューメリー、マウナロア、ホワイトレディなどが一般的です。
スパティフィラムを中心にして、
コリウス、オリヅルラン、斑入りアイビーなどを、
夏の寄せ植えとして組み合わせて作ると、グリーンがさわやかです。
ス
パティフィラムの苞が白から緑色に変色したら、
茎元から切り取ってしまうと、株が弱らずに花付きが良くなります。
■スパティフィラムの育て方 栽培方法
・苗選び
苞が大きく、白くてつやのあるものを選びます。
葉がよく茂っていて、緑も鮮やかな株がよいでしょう。
・置き場所
明るい窓辺に置き、直射日光に当てないようにします。
屋外で育てる場合は、春・秋は30~40%遮光、
夏は60~70%遮光します。
スパティフィラムは日照不足には強いですが、
室内の日当たりのないところで蛍光灯の光を浴びていると、
葉色ばかり濃くなって花がつきません。
適度に日光を当てるようにしましょう。
・水やり
スパティフィラムは水を好むので、
土の表面が乾きかけたら、水をたっぷり与えましょう。
湿度が高い環境を好みますので、
霧吹きで葉水をかけるとなおよいです。
冬は乾燥気味に管理し、
土の表面が乾いてから水を与えます。
・植え替え
スパティフィラムの植え替えは、
花付きを良くするために1年おきに行うとよいでしょう。
5月~7月上旬頃に、行います。
根詰まりで下葉が枯れてきたり、
株が大きくなって葉が茂りすぎてきたような場合は、
ナイフなどで3芽以上ずつ付けて株分けをします。
長い根や腐った根を取り除いたら、
一回り大きな鉢に植えましょう。
赤玉土(小)6:腐葉土3:パーミキュライト1に、
緩効性化成肥料を3g/L混ぜ込んだ用土を使用します。
・施肥
春から秋にかけて、2か月に1度、
緩効性化成肥料を置き肥にします。
・病虫害
ハダニ、カイガラムシが発生したら、
薬剤を散布して防除します。
ハダニは乾燥しすぎると、
カイガラムシは風通しが悪いと発生します。
POINT!
・明るい窓辺に置き、直射日光に当てないように
・室内の蛍光灯だけだと、花がつきません
・花付きを良くするために1年おきに植え替えを