ホトトギス、3~4日開花する
ホトトギス、山野の林、崖に生息する
ホトトギスは、日本や東アジア原産のユリ科の植物です。
8月~10月に開花する花びらにある紫の斑点が,
鳥のホトトギスの胸の模様に似ていることから、
"ホトトギス"と名づけられました。
■ホトトギスの育て方 栽培方法
・植え付け
ホトトギスの植え付けは、3月~4月に行います。
水はけ、保水性のある培養土に、
4~4.5号鉢に3~5芽を目安に植えつけます。
赤玉土(小)7:腐葉土3、または市販の山野草用用土に、
緩効性化成肥料を3g/L混ぜ込んで使用します。
新芽が隠れる程度土をかける浅植えにします。
・置き場所
強い日差しに当たると、葉焼けしてしまいます。
暑さや乾燥にも弱いので、明るい半日陰に置き
、特に真夏には風通しの良い場所を選び、
乾燥しすぎないように管理します。
開花中に下葉が枯れてきた場合は、
夏の暑さや乾燥が原因のことが多いので、置き場所を変え、
湿度を保つように管理します。
晩秋に地上部分が枯れます。
寒さには比較的強いので、
冬でも屋外で管理して大丈夫ですが、
凍る恐れがあるときは、軒下などに移動させましょう。
・挿し芽
ホトトギスの挿し芽は、6月~7月頃に行います。
葉を3~4枚つけたまま2節ほどの長さ(5~6cm)に切り取り、
下のほうの葉を取り除いて挿し穂を作り、30分ほど水揚げします。
赤玉土(小)か鹿沼土を浅鉢に入れて挿します。
発根するまで湿度を保ち、半日陰で管理します。
鉢底に根が見えたら、植え替えます。
・植え替え
1~2年に1回程度、3月~4月頃に植え替えを行います。
軽く根をほぐしてから、根を広げるようにして、
あまり深植えにならないように植え替えます。
大きくなった株は、新芽を1つずつに分けて株分けをします。
・施肥
窒素肥料を与えすぎると、葉や株ばかり茂って、
花が咲かないことがあるので注意します。
元肥の緩効性化成肥料のほかに、
開花期にカリ分の多い液肥を10日に1回の割合で施します。
・病虫害
ナメクジやカタツムリには、誘引食毒剤を使って駆除します。
アブラムシが発生することもあるので、
オルトラン粒剤を株元にまいて予防します。
ウイルス性の病気にかかると治す手立てがありませんので、
他の植物に移らないよう、早めに抜いて処分します。
POINT!
・暑さや乾燥にも弱いので、明るい半日陰に置く
・挿し芽で容易に増やすことができる
・冬に凍る恐れがあるときは、軒下などに移動する