クロッカスは、アヤメ科に属します
アヤメ、カキツバタ、ダッチアイリス、フリージアが、
同じアヤメ科に属します。
アヤメ科の球根植物の球根は、
開花後、翌年にはしなびてしまいます。
その代わり、球根から出る新しい芽の基部がふくらみ、
そこから新しい球根をつくるという珍しい性質を持っています。
忘れていたところから咲き出すクロッカス
■クロッカス 開花後は?
クロッカスは、その新芽と基部を作る性質のため、
何年も同じ場所へ植えたままにしておくと、
段々と球根が上へ上へと浮き上がってきてしまい、
地上から球根が見えるようになってしまいます。
1.球根の植え付け方法
クロッカスの球根は小さいので、鉢や地面にいくつも植えられます。
まとめて植えると、密に咲くので、とてもゴージャスです。
2.球根の植え替えは必要?
球根は、だいたい2年くらいで植え替えるのが良いです。
よほど密に植えていなければ、3年に1回の植え替えでも十分です。
3.増し土をする
クロッカスや、同じアヤメ科のフリージアは、
新しく作られた球根がしっかりと土の中で育つよう、
開花前と、開花後に増し土を行います。
新しく作られる球根が浅植えになってしまうと、
すぐに球根が地上部から見えてしまいます。
同時にそれは、良い球根に育てないことでもあるので、
なるべく浅植えにならないよう、
開花前と開花後には、増し土を行ってください。
4.増し土の方法
増し土の方法は、植えたときと同じ性質の用土を、
球根が隠れる程度に足してあげます。
クロッカスの場合、増し土は約2~3センチほどくらいになると思います。
次々に分球するので、数年置きに植え直すと元気に咲きます
5.分球する
クロッカスが増し土だけでは球根が見えたり、密生している時には、
掘り上げて分球して植え直すとさらに元気に育ちます。