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デンドロビウムの育て方|初心者にも栽培しやすくお勧め

  • 投稿日:
  • by flower777
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デンドロビウム、妖精の集まりのよう


DendrobiumB.jpg
デンドロビウムは、ランのなかでとても育てやすい

デンドロビウム(デンドロビューム、学名:Dendrobium)は、
ラン科の植物で、洋ランの中では、
最も育てやすいもののひとつです。

節がある太い茎に花がびっしりと咲くノビル系と、
茎の先から花茎が伸びるファレノプシス系がありますが、
ファレノプシス系は『デンファレ』として扱うので、
『デンドロビウム』といえば主にノビル系です。

12月~4月に開花し、花もちは1ヶ月程度です。


デンドロビウム育て方 栽培方法

・苗選び
バルブ(茎)が太くてしっかりしていて、
葉の色つやがよく、花数も多い鉢を選びます。
花弁に厚みがあり、よくしまった株を選びましょう。
バルブにしわが寄っているものは避けます。

・置き場所
デンドロビウムは、ランの中では日当たりを好みます。
春から秋にかけては屋外に置き、十分に日光に当てて、
夏までにパルブをしっかり大きくする必要があります。

日当たりがよく、風通しのよい場所に置きましょう。
真夏は直射日光を避け、30~50%遮光します。

秋には一度低温にさらさないと花芽が出来にくいため、
11月中旬まで屋外に置きます。
その後は屋内に取り込み、日当たりのよい窓辺に置き、
最低温度5~10℃を保ちます。

・水やり
植えこみ材の表面が乾いたら、水を与えます。
常に湿った状態だと、根腐れを起こしやすくなるので、
心配な場合は指で触ってみて、湿っていたら水やりは控えます。
デンドロビウムは、乾燥気味の方が根が伸る性質があります。

・花芽分化
ノビル系デンドロビウムの特徴は、生育後の秋に、
13℃以下の低温に20日以上あてないと花芽分化しないことです。
10月~11月上旬まで、屋外の軒下などで、
水をほとんど与えずに乾燥気味に育てます。

・花後の処理
花が枯れてきたら、花がらだけを摘み取ります。
花がらはしっかりと花茎の根元から取らないと、
残った根元から根が出てきて、株が弱ってしまいます。

逆に花が終わったからといって、
バルブを根元から切り取らないようにします。
バルブには生長に必要な養分が蓄えられていますので、
数年たって黄色くなるまでそのままにしておきます。

・植え替え
デンドロビウムの植え替えは、
2~3年に1回を目安に3月~5月に行います。

鉢から株を抜き、古い植え込み材料を取り除き、傷んだ根も整理します。
株が大きくなっていたら、同時に株分けも行います。
いくつかに切り分け、1株ずつ新しい水ゴケで包んで植え替えます。

・施肥
4月~6月頃、月に1~2回、発酵油かすに骨粉を混ぜたものを、
置き肥として株元に施します。

・病虫害
ダニ、スリップス、カイガラムシが発生しやすいので、
早めに薬剤を散布して予防します。

kurukuru.gifPOINT!
・春から秋にかけては屋外に置き、十分に日光に当てる
・デンドロビウムは、乾燥気味の方が根が伸びる
・バルブは養分の貯蔵庫、黄色くなるまでそのままに

>>デンドロビウムの苗、鉢を各種見てみる