コーヒーの木
C)パキラと観葉植物専門店 Marubun
コーヒーの花
コーヒーの実
コーヒーノキ(Coffea)は、実が成ると種ができ、
コーヒー豆の原料になります。
コーヒーの種類が多いように、観葉植物の種類も多いですが、
日本の場合はほとんどアラビカのようです。
節ごとに白い花が咲き、その後に成る実が、
黄色や赤色に染まる様子は綺麗です。
幹はまっすぐに伸び、芽先を摘み取ると、
斜め直線状に枝を伸ばします。
■コーヒーノキの仕立て方
種を蒔いて素材を作った苗からミニ観葉を育てるのも楽しいですが、
樹木の形がすっきりとまとまるので、中鉢から大鉢にして、
大きく枝をひろげられるようにすると、特徴がわかるようになります。
下の葉を落とし主茎を垂直に高く伸ばし、
その上部に多くの開花枝を球状につくるスタンダード仕立ても、
良く見かけることができます。
■コーヒーノキの育て方 栽培方法
・置き場所
ミニ観葉位の大きさなら、日当たりが悪くてもそれなりに育ちます。
しかし直射日光を沢山浴びて育つのが本来の育て方です。
日陰にずっと置いておくと、節と節の間が伸びてひょろひょろと育ちます。
また、寒さには弱いので冬の季節は早めに、
室内のガラス越しの太陽光が当たる明るい窓辺に動かします。
室温が10度以下にならないよう、夜はビニールなどで覆います。
・水やり
コーヒーノキは乾燥には強いため、気温が低くなってきたら、
出来るだけ水やりを少なくすると、冬を越しやすくなります。
その代り、成長期はたっぷりと水やりをして、
葉をしっかりと育てていきます。
・仕立てなおし方・植え替え
コーヒーの木は実生をすれば、すぐにミニ観葉ができます。
逆に挿し木苗を作るのは、根が簡単に生えないので難しいです。
選定をし、わき芽を伸ばして形を作っていきます。
水やりをしても葉が落ちてくる場合は、根詰まりの可能性があります。
一度株を抜いて確認します。
サイズをあまり大きくしたくない場合は、根鉢を叩き、
古い土を落とし、根も少し崩します。
伸びた枝や葉も少し整理してから、同じサイズの鉢に植え替えます。
カイガラムシに食べられてしまった株も、その部分だけを切り取り、
同じように再生させます。
・施肥
生長期に緩効性化成肥料を月1回与えます。
・病害虫
葉が多く茂って風通しが悪くなると、
カイガラムシが発生しやすくなります。
風通しの良い場所で葉水を与え、
日が当たるところでがっしりとした株を作り、
虫がつかないように防ぎます。
茎や葉を良くチェックして、
見つけ次第ハブラシ等でこすり落とします。
育て方のポイント!
・日当たりの悪い場所には置かない
・枝や葉が多く茂ってきたら、徒長枝を切り戻し見栄えをよくする
・カイガラムシは発生しやすいので早目に対処する