ディジゴテカ
ディジゴテカ、いろいろなサイズで楽しめる
ディジゴテカ(Dizygotheca elegantissima)は、
原産地ポリネシアなどでは高さ10mを超え、
葉の形もそれぞれ違います。
観葉植物としては若い木が出す、
キザキザに小さな葉が切れ込んだほっそりとした葉が好かれます。
株が生長して古くなってきたら、
挿し木苗を作ったり、切り戻したりして、
新しい芽を出すように準備します。
なお、モミジバアラリア、アラレアと呼ばれることもありますが、
これは昔、間違った分類からの名称です。
■ディジゴテカの仕立て方
ディジゴテカは高く伸ばして大鉢仕立てに、
挿し木をしてミニ観葉にと色々なサイズで楽しめます。
生長しても枝が横に広がらないので、
狭い場所でも飾ることが出来ます。
園芸種類が多いので、立ち葉性のものや、
矮性種、斑点が入った葉等、
雰囲気や飾る場所のスペースに応じて選択できます。
■ディジゴテカの育て方 栽培方法
・置き場所
ディジゴテカは暗い部屋でも葉を広げていますが、
出来るだけ直接太陽光を浴びさせて育てる方が、
元気に生長します。
冬、部屋に取り込む時も、
ガラス越しの太陽光が届く窓際に置きます。
気温が低いと葉が落ちてしまうこともあるので、
暖かく明るい室内に置くとよいでしょう。
・水やり
鉢の土の表面が白っぽく乾いたら沢山水を与えます。、
乾燥には強いので、乾かし気味に管理する方が失敗しません。
・仕立てなおし方
ディジゴテカは風通しが悪いと寄せ植えをした株が蒸したり、
太陽光不足でで節と節の間が間伸びしたりして、
見栄えが悪い株姿になってしまう時があります。
また、根が詰まって肥料や水不足になったり、
古くなって下の葉が落ちたりする場合もあります。
・切り戻しと植え替え
下葉が落ちるような時は、思い切って切り戻し、
植え替えをして栽培環境をチェックします。
切り戻して日当たりの良い場所に置くと、
2週間すると新しい芽が伸びてくるので、液体肥料を与えます。
切った茎は挿し木にし、新しい苗を作る時に利用します。
・施肥
園芸種類の「キャスターバリエガタ」「キャスター」は生長が遅いので、
生長期に緩効性化成肥料を2~3回与えます。
他の時期には肥料は抑えめにし、ひょろひょろと伸びないよう
生長に注意を払って与えるようにします。
・病害虫
生長期にカイガラムシが発生しやすいので、こすり落とします。
育て方のポイント!
・日当たりの良い場所に育て、がっちりとした株をつくる
・葉が落ちたら切り戻し、樹形を作りなおして挿し木をする
・越冬温度は5℃以上、特に冬は水を乾かしぎみにする