真夏に赤のサルスベリはステキです
サルスベリはミソハギ科サルスベリ属の落葉高木です。
名前の由来はさるが滑って落ちてしまうぐらい、
樹皮がうすく、ツルツルと滑らかな幹肌が特徴的です。
原産地は中国南部です。
寺院に多く植栽されていることから、
昔から僧侶たちに伝えられたという説があります。
日本では東北南部より南で育てることが可能です。
日当たりのよい場所を好むので植え場所を選びましょう。
真夏の暑い時期に枝先に鮮やかなピンクや白色で花穂状の花を
長期間咲かせるため、人気が高い花木です。
淡いピンクや白も涼しげです
■サルスベリの剪定
1.今年伸びた枝を元まで切り戻す
サルスベリの花芽は木の中にできます。したがって外からわかりません。
剪定方法には大きく2種類あります。
ひとつめは今年伸びた枝を落葉後(11月~3月ごろ)に、
元までバッサリと切り戻す方法です。
するとそこから芽が出て枝が生長し、枝先に花が咲くようになります。
毎年同じ位置で剪定をするので切る位置がわかりやすく、
翌年元気な枝が成長し、大きな花房を育てやすいです。
しかしデメリットは毎年同じ場所で切っていると、
その場所がこぶ状になって、見栄えが悪くなります。
2.自然風の枝ぶりに仕上げる
もうひとつの方法が枝抜き剪定です。
不要な枝は整理し、今年成長した枝は半分ぐらいに切り詰めます。
前者よりも手間がかかり、翌年咲く花房はやや小さくなります。
しかし自然な樹形になるので、やさしい雰囲気になります。
剪定時期は同じで落葉後に行います。
庭の条件にあわせてどちらかの剪定方法かを選びます。
仕立て物が多い庭では元から切り戻す方法
ソフトなイメージにしたい場合は枝抜き剪定をしましょう。
3.ひこばえを処理する
サルスベリはひこばえが発生しやすい木です。
見つけ次第切り戻し、風通しをよくします。