花後の世話は大切ですね
1. アマリリス 花が終わったら、茎はどうする?
花が終わった後は、なるべく早く花茎を根元から切り取ります。
茎をそのままにしてしまうと、タネを作ろうとして球根が疲れたり、
肥培がうまくいかずに、翌年花を咲かせない原因になります。
種を作ると株が消耗します
また、茎が傷み、腐ることがありますので注意しましょう。
花茎を切る際に、葉を一緒に切り取らないようにしましょう。
花後も、葉には栄養を作る役割があります。
また、葉4枚ごとに花芽を形成する性質も持っているので、
葉は大事に育てましょう。
花後、葉が10枚以上ある状態で秋まで育てるのが理想的です。
葉が切れたり、傷んだりするだけで肥培や翌年の花に影響します。
とはいえ、葉を育てる窒素分の多い肥料を与えていると、
葉ばかり伸びて花が咲かないこともあります。
肥料はリン酸分の多いものを与えるようにします。
毎年咲くように育てます
2.アマリリス 花が終わったら水は必要?
花が終わった後も、葉は残っている状態かと思います。
春から秋は生育期ですので、水やりを続けます。
アマリリスが乾燥気味の環境を好みます。
土の表面が乾いているのを確認してから、
たっぷりと鉢底から水が出てくるまで与えるようにします。
土の表面がまだ湿気ているのに水やりしてしまうと、
根腐れの原因になります。
また水を与える時には、球根に当たらないように、
先の細いジョウロなどで土に静かに注いであげます。
球根に水がかかると、表皮のしわなどに水が溜まり、
球根が腐ってしまうことがあります。
乾かし気味の水加減で、また美しい花がみられます
高温には少し弱いので、真夏は半日陰の場所などに置くと良いでしょう。
夏場は乾きやすいので、土の状態を朝夕ともに確認し、
乾いていたら水遣りするようにします。
秋になり、気温が下がってきて葉が黄色く変色してきたら、
休眠の準備に入っていますので、さらに乾燥気味に管理します。
球根を掘り上げた場合はもちろん水は必要はありません。
また、軒下などの霜の当たらない場所での越冬や、
庭植えでの越冬にも、とくに水を与える必要はありません。