キンモクセイが香ると秋だなと感じます
秋に懐かしい香りを楽しませてくれるキンモクセイ。
夏の終わりと秋の訪れを知らせてくれる香りです。
やさしい黄色のかわいらしい小花をつけて、
視覚的にも心を和ませてくれます。
このキンモクセイ、ジンチョウゲ、クチナシとともに、
「三香木」として数えられており、日本の庭木の代表です。
これから咲くキンモクセイ
■キンモクセイ 剪定のコツは?
1.キンモクセイの木の性質
放っておくと、7m~8mまで成長します。
耐陰力が強く日陰でも生育できる木ですが、
日向の木と比べると枝葉が粗く花つきも悪くなる傾向があります。
本来は自然に樹形が整う木ですので剪定の必要はありませんが、
剪定をしないと半円型となり幅がでて大きくなり過ぎるため、
狭い場所で育てている場合は、剪定が必須となります。
2.キンモクセイの剪定時期
キンモクセイの剪定時期は、花が終わった直後か、
翌年の2~3月が適しています。
春から夏にかけて生育期に入り、
葉が生い茂るので剪定をしたくなりますが、
この時期に剪定をすると花が、
全く咲かなくなりますので注意が必要です。
基本的には剪定に強い木ですので、
花のことを考えなければ、いつ剪定しても大丈夫ですが、
葉がほとんどなくなるほど一気に剪定してしまうと、
枝枯れを招いてしまう可能性があります。
花をたくさん咲かせるには少しずつ剪定していきます
3.キンモクセイの剪定のポイント
・外側を刈り込んで形を整えることも大切ですが、
内部の枝を取り除き、透けるように剪定するのがコツです。
家も暗くならず、木全体も風通しがよくなりますので、
生育環境がよくなり花もたくさんつけるようになります。
しかしこの内部の枝を透かすのはとても難しいため、
数年に一度はプロに頼んでみるのもお勧めです。
・一気に剪定してしまうと適期に剪定しても、
次の花を付けない場合があります。
木を小さくしたい場合は、少しずつ剪定していきましょう。
花をつけなくても枯れることは滅多にありません。
・キンモクセイは芽吹きがよいため、
少しずつ丁寧に剪定をしていけば、
好きな大きさに剪定することが可能です。