シバザクラのカーペット
シバザクラ、ピンク系統は多種ある
シバザクラ、オーキントンブルーアイ
シバザクラ（芝桜、学名：Phlox subulata）は、
ハナシノブ科の一年草、多年草です。
ハナツメクサ（花詰草）とも呼ばれます。
原産は北米西域で、4～5月頃にサクラに似た形の、
桃、赤、紫、白色の花を咲かせます。
葉の形が芝のように先が細く、
横に這うように生長する＝匍匐性があることから、
「芝桜」と呼ばれています。
地面を這うように広がりながら大地を覆うので、
グラウンドカバーとしても、たいへん評判が高く栽培されます。
同属の「芝桜」をまとめてフロックスといいます。
開花期は主に4～5月で、
植え付けは、春、秋、どちらでもできます。
シバザクラの花言葉は、「忍耐」「燃える恋」「華やかな姿」など。
シバザクラ、キャンディストライプ
■シバザクラの育て方と栽培方法
シバザクラの育て方は、一般的でやさしいです
・植え場所
シバザクラは、日当たりが良いところを好み、
石垣、傾斜地など、少し乾燥しやすい場所でよく育ちます。
日当たりの悪いところでは、
株も育ちにくく花つきも良くありません。
寒さにはたいへん強いので、
防寒対策は不要です。
・株間
生長は旺盛で、どんどん広がり伸びますので、
株間は、20～30㎝くらいの間隔で栽培します。
・用土
全体に水はけが良く保水性のある土を好みます。
水はけが悪かったりじめじめしていると、
多湿になり蒸れて、根腐れを起こすことがあります。
用土を作るときは、赤玉土（小粒）半分。
ピートモス3、バーミキュライト2くらいに、
できれば川砂を少し混ぜます。
それほど神経質にならなくてだいじょうぶです。
・水やり
水やりは、やや乾き気味に管理して、
土の表面が乾いたら、たっぷり与えましょう。
・肥料
シバザクラを植え付けるときに元肥を入れておきます。
それ以後は、肥料は、ほとんど必要なく、
春に緩効性肥料を与えればよいでしょう。
・摘芯と花がら摘み
生育期に枝数を増やすため摘芯をします。
枝数が増えれば花も多くつきます。
さらに株も大きく生長し、開花期間を長く楽しめます。
また株の勢いを保つために花がらを摘みます。
・目土（めつち）
同じ場所で育てる場合には、
シバザクラの上から土をかけてならす、
目土（めつち）をしてあげます。
茎の下半分が土に埋まる程度に、
土を補充してあげると発根を促します。
・刈り込み
シバザクラの花が終わったら、
梅雨ごろに、株を3～5㎝の高さに刈り込みます。
雑草は、取り除きます。
・増やし方
シバザクラは、挿し芽と株分けで増やせます。
4～5月と9月ころに挿し芽で増やせます。
挿し芽は、元気な茎を10ｃｍほど斜めに切り取って、
清潔な土に挿すだけで発根してきます。
株分けは花が終わる5～6月が適期ですが秋にもできます。
POINT！
・日当たりが良く水はけが良い場所を好む
・摘芯と花がら摘みで美しく保てる
・同じ場所で育てる場合には目土をする