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クンシランの育て方 日照と温度管理が大切

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クンシランもしっかり栽培すると立派に育つ


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アガパンサス(紫君子蘭)は、淡紫~水色で美しい


クンシラン( Clivia、bush lily、kaffir lily、
学名:Clivia miniata)は、
ヒガンバナ科クリビア属、 
南アフリカ原産で常緑の多年草です。

別名ハナラン、クリビア、ウケザキクンシランとも、
呼ばれています。
ランの名前がついてますが、ランとは種類が別です。

主な種類
・高性種 切り花用
・矮性種 家庭園芸用

クンシランの葉には、黄色の斑入り系や、
葉幅が広いダルマ系があります。
花色はオレンジが代表的です。
このほか、白、黄、ピンクなどがあります。

オリエンタルな気品がする鉢花です。
濃い葉が花の美しさを引き立たせます。

植え付けは5~6月に行い、
翌年の3月~4月中旬に花が咲きます。


クンシラン育て方 栽培方法

・苗選び
クンシランは、花径がしっかり伸びて、
花の色つやがよく、つぼみがある苗を選びましょう。
葉の茂りがよく鮮やかな緑色がよいです。

・置き場所
カーテン越しの窓辺や、明るい半日陰に置きます。
日中は25℃を超えないようにして、
天気のよい日は風に当てます。

週に1回くらい、鉢の向きをかえて、
均一に光が浴びられるように管理すると、
葉の形と向きが整います。

屋外に置く場合は、梅雨の長雨に、
あてないように気を付けましょう。

11月中旬頃までは、霜から守りながら、
低温に慣らしたのち、室内で冬を越します。
夜間は、0℃を下回らないように気を配ります。

10℃くらいの低温に、
1ヶ月合わせると花芽が伸びます。

・水やり
春から秋は、鉢土の表面が乾いてから与えます。
8月は午前中の涼しい時間帯に行い、
週に1回くらいに減らし、乾かし気味がよいでしょう。
葉の間や受け皿に水を貯めないように気を配ります。

・植え替え
2~3年に1回くらい、5~6月にかけて植え替えます。
根鉢がいっぱいになったら、植え替えのタイミングです。
植え替え前は、乾かし気味にすると作業が楽です。

古根を切り、古土をていねいに落とします。
ひと回り大きな鉢に、ゴロ土を敷き培養土に、
緩効性の化学肥料を混ぜた土を用います。

・株分け
5~6月頃、株のわきに子株ができていたら、
切り離して株分けします。
株分けのとき、根をたくさんつけたままが安心です。
子株は5号鉢に植え付けます。

・肥料
固形の油かすを、5~9月にかけて置き肥します。
株の前後に置くようにし、
左右に開いた葉の下は避けます。
月に2回くらい液肥も与えるとよいでしょう。

・病害虫
月に2回くらい、殺ダニ剤を散布しましょう。
葉の裏にダニがつきやすいので気をつけます。

kurukuru.gifPOINT!
・葉焼けしないよう直射日光を避けて育てます
・10℃くらいの低温に1ヶ月合わせると花芽が伸びる