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リンドウ 夏と冬の栽培のしかたで元気に育つ

  • 投稿日:
  • by flower777
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リンドウ、姿と紫が美しい


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リンドウのピンクも愛らしい

(竜胆)は、秋の七草の一つです。
日本では、本州から四国・九州にかけ、湿った野山に自生し、
9月~11月に釣鐘型の綺麗な紫色の花をつけます。
園芸用に販売されているリンドウは、
エゾリンドウの改良種が多く、
花色は一般的な青紫色のほか、白やピンクもあります。


リンドウ育て方 栽培方法
・苗選び
リンドウの鉢は、8月下旬~11月頃、店頭に出ます。
葉色が良く、つぼみが多いものを求めますが、
よい苗を選ぶコツは、ある程度花が咲いているものにすることです。

リンドウのつぼみは環境の変化に弱く、
開花せずに落ちてしまうことが多いからです。

変色したつぼみがある株は、開花しないことが多いので避けます。
また、間延びしていないしっかりした株を選びましょう。

・置き場所
リンドウは日差しを好むので、日当たりが良く、
風通しの良い場所に置きます。
ただし暑さと乾燥には弱いので、
真夏は直射日光を避けた明るい日陰で管理します。
一方、耐寒性は強いため、
霜に当たらないよう軒下に置けば、
屋外で冬越しできます。

・水やり
土が乾いたら水を与えますが、
リンドウは根の乾燥を嫌うので、
水切れを起こさないように注意しましょう。

つぼみや花に水がかかると腐りやすいので、
必ず株元から水を与え、雨には当てないようにします。

・株分け
リンドウの株分けは、4月~5月に行います。
鉢がいっぱいになったら、根をほぐしながら、
3~4芽ずつ手で分け、植え替えます。
赤玉土(小)7:腐葉土3、または市販の草花用培養土に、
緩効性化成肥料を3g/L混ぜて使用します。

リンドウは根の生長が早く、根詰まりを起こしやすいので、
株分けをしなくても、2年に1回は植え替えましょう。

・挿し芽
リンドウは挿し芽でも増やせます。
4月~5月頃、下葉2枚を残して先端を切り取り、
1~2節ずつ(5~8cm)切り、下葉を取って挿し穂にします。

浅鉢に赤玉土(小)か鹿沼土を入れて水で湿らせてから挿します。
発根したら3号ポットに植え替え、生長に応じて鉢上げします。

・施肥
元肥のほか、4月~8月の生長期は、
10日に1回を目安に液肥を与えると良く育ちます。
かわいがりすぎて肥料を与えすぎると、
葉の先から枯れてしまうので注意します。

・病虫害
根に小さなこぶが出来るネコブセンチュウ(ネマトーダ)が、
発生することが稀にあるので、
植え替えのときは、消毒済みの新しい用土を用います。

kurukuru.gifPOINT!
・真夏は直射日光を避けた明るい日陰で管理する
・冬は、霜に当たらないよう軒下などに置けば越冬できる
・根詰まりを起こしやすいので2年に1回は植え替える

>>リンドウの苗を各種見てみる