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宿根ネメシアの育て方|剪定でわき芽を増やし栽培

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宿根ネメシア、人気のブルー


宿根ネメシア(Nemesia、学名:Nemesia Caerulea)は、
ゴマノハグサ科ネメシア属、
南アフリカ原産の半耐寒性宿根草です。

秋まき一年草が主流だったネメシアは、
近年は宿根性の品種、がたいへん多くなっています。

主な種類
・イノセンス
・アレンジ
・サンサシア

草丈は10~40cmほどに育ち、
よく枝が分かれて、花つきがよいです。
花色は、白、青、ピンク、薄紫、まれに黄もあります。

見た目にまけず、寒さにもとても強く、
ほぼ周年花を咲かせる、縁の下の力持ちです。
花壇植えやコンテナなどの、
寄せ植えにも、大活躍する可愛い花です。

タネまきは10月ころに行い、開花期は3~6月です。


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宿根ネメシア、ホワイト


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宿根ネメシア、スイーツキャンディなどピンクもかわいい


宿根ネメシア育て方 栽培方法

・タネまき
タネまきは10月にします。
気温が高いと、発芽しにくいので、
涼しくなるのを待ってから行うと、
うまくいきます。
土は軽くかける程度でよいです。

・定植
宿根ネメシアの苗の植え付け適期は、
3~4月または9~11月です。
水はけのよい用土を用います。
腐葉土を混ぜると、なおよいです。

・置き場所
日差しのよく当たる屋外で育てます。
10℃以上あれば、冬も花が咲くでしょう。
適度な湿度を好む性質があるので、
夏の間は、午後の強い日光は避けた方が無難です。

・水やり
鉢の土の表面がしっかりと乾いたら、
水をたっぷりあたえましょう。
水やりのしすぎによる、
過湿状態にならならないようにし、
乾燥しすぎない程度に管理します。

・肥料
元肥に緩効性化学肥料を、ほどこしておきます。
リン酸が主体のものがよいです。
真夏と冬をのぞく、9~10月と3~6月には、
標準よりも薄くした液肥を、
月に2~3回くらい、水の代わりにあたえます。

・切り戻し
咲き終わった花茎を、半分ほどに切り詰めます。
わき芽も増えて、次の花が期待できます。

・増やし方生育が旺盛な時期を選び、
挿し芽を作って挿し木をして、
苗をふやしましょう。
春か秋に葉のついた2~3節を切り取り、
挿し木用の土に挿して、発根を待ちます。

・植え替え
春か秋のいずれかに、植え替えをしましょう。
毎年1回の作業をします。
根鉢を軽くほぐし、傷んだ根を切ってから、
ひと回り大きめの鉢に、植え付けます。
庭植えの場合は、掘り上げたのち、
肥料をほどこし、軽く耕耘してから植えます。

・病害虫
灰色かび病や、風通しの悪い蒸れた状態や、
花がらの放置などを、しないようにします。
ウイルスによる病気は、
見つけたら放置せず取り除きます。
アブラムシの被害を防ぐために、
株元に駆除剤をまいておきましょう。

kurukuru.gifPOINT!
・花がらをまめに摘み、傷んだ茎葉はすぐ取り除く
・風通しのよい屋外で栽培し切り戻しをする
・アブラムシの防除をする

>>宿根ネメシアの苗を見てみる