ハナカンザシ、つぼみも開花も愛らしい
ハナカンザシ、開くと黄色のしべが綺麗
ハナカンザシは、ヘリクリサムとも呼ばれ、
Rhodanthe chlorocephala ssp. roseaの仲間で、
キク科の一年草です。
秋にタネをまき、3~7月に自然開花します。
タネから育てるのは難しいです。
しかし人気の鉢花で、甘い香りも魅力で、
年末から春に開花した苗が販売されています。
ハナカンザシは、可憐な丸い形の、
ピンクや赤のつぼみをつけ、
白い花に黄色のシベの花を開花させます。
株元からたくさん枝を伸ばして形もまとまりが良いです。
小ぶりな細い葉もシルバー感があり、。
鉢花はもちろん、寄せ植え、プランターにも使われます。
乾燥には強く、雨や暑さは苦手です。
■ハナカンザシの育て方 栽培方法
・置き場所
冬は日当たりの良い場所で、
夏は風通しの良い、涼しい半日陰で、
できれば雨の当たらない場所で栽培します。
・用土
一般の培養土か、
腐葉土を2~3割り入れた、
水はけのよい土が適しています。
・水やり
土の表面が乾いたら、
鉢底から流れ出るほどたっぷり与えます。
やや乾燥気味に管理しましょう。
花には水をかけないように、株元に水をあげます。
・追肥
あまり必要としません。
追肥は控えめに与えます。
植え替えたときに緩効性肥料を少量与えます。
・花がら摘み
花後や傷んだ花を摘んであげると、
脇芽が出てきて、次々に開花します。
・切り戻し剪定
株に元気がなくなったり、形が乱れたら、
地際から10~15cmで切り戻しをします。
切り戻し剪定をすると風通しも良く、
脇芽が出てきて、2番花が開花しやすくなります。
・病害虫
アブラムシやハモグリバエがまれに出ます。
オルトラン粒剤などで防除します。
POINT!
・雨が苦手、水やりも花にはかけない
・花がらを摘んだり剪定すると花数が増える
・夏の暑さの防御策を