サンダーソニア、ベル型の花
サンダーソニア(Christmas Bells、
学名:Sandersonia aurantiaca)は、
ユリ科サンダーソニア属、
南アフリカ原産の春植え球根花です。
別名クリスマスベルズなどとも呼ばれています。
ひとつの球根から複数の芽を出し、
直立した茎をしています。
葉の先端には、まきひげかからみ、
草丈は80㎝ほどに生長します。
夏になると、上の葉の付け根から、
キュートなベルのような花を咲かせます。
ひとつひとつの花は、10日くらいもちます。
オレンジ系やイエロー系の花色と、
ユニークな花形が、初夏を楽しく彩ります。
鉢花として楽しめるほか、
切り花やフラワーアレジメントにも最適です。
球根は4月中旬~下旬に植えて、
6月中旬~7月ころに花が咲きます。
サンダーソニア、次々と咲く
サンダーソニアの球根、ユニークな形
■サンダーソニアの育て方 栽培方法
・苗選び
花の上のつぼみが多いものが、
花を長く楽しめる株です。
茎がしっかりと立ったものを、
選ぶとよいでしょう。
・置き場所
春から夏にかけて、
日光のよく当たる環境に置きましょう。
雨の心配のあるときは、
軒下などが適しています。
・水やり
鉢の土の表面が乾いたら、
たっぷりと水やりします。
・肥料
サンダーソニアは、とくに肥料を、
ほどこさなくてもだいじょうぶです。
・掘り上げ
花が終わり、葉が黄色になるころ、
球根を掘り上げます。
サンダーソニアの掘り上げは、
8~9月ころに行うとよいでしょう。
風通しのよい日陰で乾燥させ、
少々湿ったピートモスでつつみ、
室内で保管しましょう。
・植え付け
暖かくなったら球根を植えましょう。
植え付けのタイミングは、
4月中旬~下旬がよいです。
排水のよい砂質土にピートモスを混ぜて、
苦土石灰を少々加えたものを用います。
6号鉢の深めのものに、
3球くらい植えるようにします。
POINT!
・雨の当たらないひなたで育てる
・茎が不安定なら支柱で支える
・花が終わったら球根を掘り上げて冬越しさせる