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エラチオール(リーガス)ベゴニアの育て方|夏は半日陰で栽培

Begonia ElatiorA.jpg
エラチオールベゴニア、ピンク系


Begonia ElatiorB.jpg
エラチオールベゴニア、イエロー系


エラチオールベゴニア(Winter Flowering Begonia、
学名:Begonia Elatior Group)は、
シュウカイドウ科ベゴニア属、
アンデス高山地帯、アラビア半島など、
熱帯、亜熱帯地方が原産の、非耐寒性多年草です。
別名リーガースベゴニアなどとも呼ばれています。

1885年、イギリスで球根ベゴニアと、
根茎性ベゴニアを、交配して誕生した品種です。
主に、イギリス、オランダ、ドイツ、アメリカなどの、
品種改良が盛んです。

主な種類
・ルイーズ
・シュワベンランド
・オラニア
・アナベル
・アールヌーヴォー
・バルコス

草丈は15~30㎝くらいに育ち、
みずみずしい、鮮やかな茎葉をもちます。
花色は、ピンク、赤、オレンジ、黄、白などがあります。

豪華な花かごを思わせるほど、
こんもりと美しい花を咲かせます。
室内を明るく、華やかにいろどり、
贈り物としても、たいへん喜ばれます。

鉢花は春か秋に求め、花は10~6月ころまで咲きます。


Begonia Elatior2banbana.jpg
エラチオールベゴニアを切り戻した2番花


エラチオールベゴニア育て方 栽培方法

・苗選び
鉢花を買うときは、春か秋に求めると、
管理がしやすくなります。
花色が鮮やかなもので、
つぼみがたくさんついているものがよいです。
茎がふとく、株がどっしりとしまった、
葉につやがあり、病気がついてないものが、
よいでしょう。

・置き場所
春と秋は、外の日なたに置いてもよいです。
5~9月の強い日差しは避け、明るい半日陰で管理します。
やわらかい日当たりを好み、15~25℃が最適な温度です。

気温が30℃を超すようなときは、
風通しをよくして、50%くらいの遮光を、
するとよいでしょう。
風通しのよい北側でもかまいません。

冬になったら、レース越しの日差しの当たる窓辺におき、
最低気温は、10℃以上になるようにします。

・水やり
エラチオールベゴニアは、鉢土が過湿状態になると、
根腐れをおこしやすくなります。
鉢土の表面が乾いたころが、水やりのタイミングです。
鉢底から水が出るまで、たっぷりと与えましょう。

夏の水やりは、朝夕の涼しい時間帯を選び、
冬の場合は冷水を避け、くみおきした水を、
午前中に与えましょう。
いずれも、受け皿に水がたまった場合は、
必ず捨てて下さい。
乾燥した室内で管理している時は、
霧吹きで、湿度をあげておくとよいです。

・肥料
花が咲いている時は、2週間に1回くらいの割合で、
液肥をあげましょう。
真夏には、月に1回ほどでかまいません。
冬は成長が止まりますので、施肥は不要です。

・切り戻しと植え替え
花が終わる5月か9月中旬~10月中旬に、
株元から2~3節くらい残して、切り戻しをします。
水はけのよい土を、用いて植え替えます。
用土は、赤玉土に腐葉土を2割ほど、
混ぜ込んだものでよいでしょう。

・増やし方
ベゴニア類は、ほとんどが容易に挿し木できます。
花のついていない枝を先から10~15cmくらいで切り、
清潔な用土に挿して発根を待ちポットにあげましょう。

・病害虫
灰色カビ病やうどんこ病には、
殺菌剤の散布で対応します。
夏のハダニが発生する心配があるときは、
早めに殺虫剤で防除しましょう。

kurukuru.gifPOINT!
・花がらをこまめに摘み取る
・開花中は月に2回の追肥をし環境を安定させる
・5~9月は直射日光をさけて管理する

>>ベゴニアの苗を見てみる