アザレア、春から秋は屋外で
アザレア、カラフルで美しい
C)ガーデニングshop岐阜緑園
アザレア (Azelea)は、
西洋ツツジ、オランダツツジとも呼ばれます。
その名の通り、日本原産のツツジが、
ヨーロッパに渡り、品種改良の結果、
このような華やかな花になりました。
アザレアの本来の花期は3~4月ですが、
冷蔵処理などを施し開花を早めることができ、
11月頃から花をつけたアザレアが店頭に出回ります。
■アザレアの育て方 栽培方法
・苗選び
つぼみのときは環境の変化に弱く、
花を咲かせることなくつぼみが落ちてしまうこともあるため、
苗を選ぶときはある程度花が咲いていて、
つぼみも多いものを選びます。
>>アザレアの苗を見てみる
・置き場所
アザレアは南方系のツツジ類を親に持つため、
寒さに弱い(半耐寒性)です。
そのため、春から秋は屋外で育て、
霜が降りる前に室内に入れます。
強い直射日光に当たると葉が焼けてしまうので、
レースのカーテン越しの窓辺などが最適です。
暖房している部屋に置く場合、
乾燥しやすいので、葉に霧吹きで水を与えてあげると、
葉の乾燥を防げて、葉が生き生きとしてきます。
・水やり
アザレアは水切れを起こすと花がしおれてしまうので、
土が乾いたら、水をたっぷり与えましょう。
・剪定
花が終わってらすぐに行います。
アザレアは7~8月に来年花になる芽をつけるので、
遅くても6月末までには剪定を行いましょう。
新枝の葉を少し残して、
混み合ったところをすくように剪定します。
幹から上に向かってまっすぐに長く伸びる徒長枝(とちょうし)は、
無駄な養分の使用を抑えるために、枝元から切ってしまいます。
・植え替え
2年に1回を目安に植え替えを行います。
5~6月の剪定後に植え替えます。
古い土をよく落とし、
赤玉土(小)7:腐葉土3の割合で混ぜた土に、
緩効性化成肥料を3g/L加え、
一回り大きな鉢に植えます。
・施肥
植え替えのときに、緩効性化成肥料で元肥を施します。
花が終わったら、お礼肥として、
緩効性化成肥料を株元に置き肥します。
・挿し木
アザレアの挿し木をする場合は、
まず先端の芽を摘むピンチ(摘心)を行います。
ピンチを行うと、わき芽が育って、
茎がたくさん育ちます。
6月~7月頃、新芽を10cmくらいの長さに切り、
下の方の葉を取り、切り口を鋭くして鹿沼土に挿し木します。
・病虫害
アザレアにはダニやグンバイムシがつきやすいです。
オルトラン粒剤やスミチオン、
デープテレックスなどの薬剤を散布して防除します。
POINT!
・肥料を好むので追肥を忘れない
・遅くても6月末までには剪定を
・冬はレースのカーテン越しの窓辺などに