ムクゲ、白系統もきれい
科名:アオイ科
形態:落葉低木
英名:Rose of Sharon
学名:Hibiscus syriacus
原産:中国
開花:7月中旬~10月中旬
「ムクゲ」と呼ばれている名前の由来は
漢語の「木槿」(モッキン)から転じたという説、
韓国名の「無窮花」(ムグンファ)から
来たという説などいくつか存在します。
ひとつの花は短命な一日花ですが、
7月中旬~10月中旬の間、次々と新しい花を
楽しませてくれる花木です。
・品種
園芸品種には白い花が咲くシロバナムクゲ、
八重咲きの花が咲くヤエムクゲ、
白花で花の一部が紅色になるヒノマルムクゲなどがあります。
ムクゲ、次々と花が咲く
■ムクゲの育て方 栽培方法
・苗選び
品種によって形や、色などが違うので、
その品種の特徴をよく調べてから入手します。
開花期間も短期のものは長期のものより
半分ぐらいしか咲き続けないので注意します。
・植え付け
厳寒期を除いた11月~4月上旬に
日当たりと水はけがよく、乾燥気味の場所に植えます。
やせた土地では植え穴に堆肥を混ぜておき、
たくさん水を与えた後、支柱を立てます。
・剪定
ムクゲは放任しても花は咲きますが、
大きくなりすぎるので、芽吹く前の1月~2月ごろ
新しい梢を10cmぐらいほど残して切り詰めます。
長く伸びすぎた枝やヒコバエは
早めに気がついた時に切り落としておきます。
・増やし方
春の萌芽する前の3月下旬ごろ挿し木で増やせます。
前年生枝を15cmぐらいに切り、用土に挿します。
・施肥
大輪花が咲き続けるので木が疲労します。
2月ごろに寒肥として根元の周辺にみぞを作り、
鶏ふんと堆肥をスコップで2杯ほど与えます。
9月には粒状化成肥料を与えます。
・病虫害
芽が出る時期のアブラムシ、夏のテッポウムシなどが
心配なので殺虫剤を定期的にまいて予防します。
育て方のポイント!
・萌芽力が強く、強く刈り込んでも花が咲きます。
・日当たりと水はけがよければ土質は選びません。
・夏咲きの花木の中で、寒さに強い方です。