ラズベリーは花も果実もとてもキュートな、
家庭園芸に人気のキイチゴ類です。
加工されたスイーツやジャムなどはよく市販されますが、
フレッシュフルーツはめったに見かけることがないでしょう。
イチゴよりも日持ちが悪く、痛みやすい性質があります。
収穫した果実はある程度の量がたまるまでは、
冷凍保存などします。
赤くてきれいな実を楽しみにしてたはずが、
いざ収穫の時にカビが生えてしまい、
がっかりしたことはないでしょうか。
■ラズベリーの果実がカビる理由は?
1.風通しが悪い
ラズベリーは水はけよく適湿を好みますが、
茎葉が蒸れてしまうと、灰色カビ病になりやすいです。
梅雨のないといわれる冷涼な北海道でも、
枝幹が混み過ぎると実がカビてしまいます。
枯れた枝や余分なシュートは、
付け根近くで切り取りましょう。
農薬を使わない栽培も可能ですが、
やむを得ないときは殺菌剤の散布をします。
2.雨よけをする
ラズベリーの収穫のころになると、
梅雨などでいつも濡れている状態になっているので、
枝葉周辺は空中湿度がひじょうに高くなっています。
このため、病気になったり、
カビたりする環境が整ってしまいます。
雨が長引く時期だけでもよいので、
鉢植えなら場所を移動したりします。
雨よけの簡易ハウスのようなものを設置するなどすると、
多湿の影響を軽くすることができます。
3.収穫のタイミング
ラズベリーは赤くみずみずしい状態になると、
収穫できます。
ただ、雨が降っているときや、
早朝の露がついてるときは、
収穫を避けたほうがよいでしょう。
果実が崩れやすく、収穫後に実が早くいたんでしまいます。
雨が降っても天気が回復して、
葉や実についた水分がとんでいたら大丈夫です。
ラズベリーの実を収穫するときは、
天気のよい日に行いましょう。