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カエデ・モミジの育て方|落葉時期は強剪定、夏は弱剪定を

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カエデ


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モミジ


科名:カエデ科
形態:落葉高木
英名:Japanese maple(イロハモミジ)
学名:Acer palmatum(イロハモミジ)
原産:日本など
開花:4月~5月

   
「カエデ」と呼ばれている名前の由来は、
葉がカエルの手に似ているので「カエルデ」と呼ばれ、
そこから変化して「カエデ」と変化した説があります。
鮮やかに紅葉するカエデ類の総称をモミジと呼んでいます。

主に秋の紅葉を観賞しますが、
新緑も紅葉に負けないぐらい美しい姿を楽しむことができます。
新芽が赤い品種もあります。

・品種 
300種もの園芸品種が江戸時代から作り出されています。
日本産のものはハウチハカエデ系と
イロハモミジ系が代表的な種類です。

葉に斑点が入った「ドラモンディー」や
濃い赤紫色の葉が特徴的な「クリムソンキング」など
真っ赤に染まる葉とは違う趣きの品種も多数存在します。

カエデモミジ育て方 栽培方法

・苗選び
各地の環境にあった品種がたくさん作られています。
自分の好みに合った種類をよく調べ、
接ぎ口がきれいな接ぎ苗を選ぶようにします。

・植え付け
落葉時期の12月~2月中旬までに、
日当たりと水はけのよい場所に植え付けます。
乾燥に弱いため、根元が日陰になる場所が適しています。

植え穴は出来るだけ大きく深く掘り、
堆肥や鶏糞を多めにすき込みます。
やや高植えにし、最後には支柱を立てて支えます。

・剪定
カエデは落葉時期の12月~1月までに行います。
2月に入ると休眠から覚め、樹液が動き出し、
剪定をした切り口から流れてしまうので、
樹の生長を妨げてしまう環境になってしまうからです。

若い木は徒長枝が出やすいので、枯れた枝を整理し、
平行枝、内向枝、交差枝、車枝などを間引きます。
細かい枝は刃物を使わず、手で折り取ると時間が短縮します。

落葉時期は強く剪定し、夏は弱い剪定を行うと樹形が整いやすいです。
また切り口には腐敗菌の侵入防止と樹液の流出を防ぐため、
保護剤を塗っておきます。

・増やし方
カエデは挿し木、実生、とり木でも増やすことは可能ですが、
品種物は、接ぎ木が一般的です。

挿し木は2月中旬~下旬の春挿し、6月下旬~7月中旬の夏挿し、
とり木は4月上旬から下旬に水ごけを使って行います。

・施肥
寒肥として2月ごろ根の周りを掘り、
堆肥として油かす、鶏糞を2握りほどまぜて植えこみます。
同時に土の中の湿度を高めるようにします。

・病害虫
うどんこ病、カイガラムシ、アブラムシ、
カマキリムシなどを防ぐため、
定期的に殺菌・殺虫剤をまきます。

kurukuru.gif育て方のポイント!
・昼と夜との温度差が大きいと、葉の色が鮮やかになり楽しめます。
・自然な趣を楽しむ場合は、枝に多少ばらつきがあっても大丈夫です。
・紅葉を楽しむためには、窒素を多く与えすぎないようにします。