フジはつるの長さが5~10mぐらいに生長する花木です。
つるは丈夫で、かごに編んだりすることも可能です。
フジの花は藤棚から垂れ下がる多くの花房が見事です。
寒さにも強いため、日本各地で名所があります。
また園芸品種が多く、紫、白、淡い紫色の花を楽しめます。
日当たりがよければ、土質は選ばすに生長します。
フジはマメ科の植物なので、根粒菌でチッソ肥料成分をつくります。
チッソ分の少ない肥料を施します。
■フジ棚の花が咲かない時は?
1.先天的な問題の場合
フジ棚用の苗は、野山に生えているフジを2.5mぐらいの長さで切ります。
そして品種もののフジを高つぎし、苗を作っていきます。
フジは根元の方から根ともつるとも思えるものが生長し、
これを放置しておくと幹になってしまいます。
フジの性質を知らない業者が、穂木と思って採取した芽が
実は台木の野生のフジだったケースが出てきます。
野生のフジでも花つきがよい場合もあります。
しかし確率的に花つきが悪いことが多いです。
2.後天的な問題の場合
きちんとした園芸品種の穂木をつぎ木しても、
台木の方が強いので、ついだ場所から台木が伸びる場合があります。
フジの栽培に慣れていないと、穂木を切ってしまったり、
穂木が細いまま生長しない場合があります。
上手くいかない場合は、高つぎをやり直すしか方法がありません。
この場合は信用がおける園芸業者に相談してみましょう。