トケイソウの紫系統
トケイソウの赤も人気
科名:トケイソウ科
形態:常緑つる性
英名:Passion flower
学名:Passiflora
原産:ブラジル
開花:6月~10月中旬
「トケイソウ」と呼ばれている名前の由来は
3つに分かれた雌しべが時計の長針、短針、秒針のように見える
特徴がある花を咲かせることから呼ばれている説があります。
特徴的でエキゾチックな美しい花が魅力の熱帯植物です。
花を楽しむ種類のほか、パッションフルーツとして
生で食べたりジュースに利用される種類もあります。
・品種
耐寒性に差があり一番強いのがトケイソウ、
次にアカバナトケイソウ、クダモノトケイソウが続き、
オオミノトケイソウは寒さに弱いです。
■トケイソウの育て方 栽培方法
・苗選び
アメリカの熱帯地域を中心に約500種ほどが分布し、
園芸品種がとても多いです。
花色、花形が違うだけではなく耐寒性も差があるので、
品種の違いを確かめてから入手します。
・植え付け
霜の心配がなくなる4月下旬~5月中旬ごろに
日当たり、水はけのよい肥沃な場所に植えます。
大きな植え穴を掘り、そこへ腐葉土や堆肥を十分にすき込んで、
つるを誘引できるようにします。
土質は特に周囲する必要はありません。
・剪定
つるを放置しておくと姿が乱れ、こんがらがってしまうので、
こまめにフェンスなどに誘引することが大切です。
伸びすぎたつるは3月~4月に切り戻します。
ただし開花、結実するのは今年伸びたつるなので、
剪定するのは花芽が付かないつるを選びます。
・増やし方
トケイソウは実生と挿し木で増やすことが可能です。
タネまきは2月中旬~3月中旬が適しています。
挿し木は6月下旬~8月中旬ごろ、今年伸びたつるの中で、
元気で太いものを選び2~3節の長さに切り、
下の方の葉を落とし、土にしっかりとぐらつかないよう挿します。
・施肥
リン酸、カリ分を多く含む草木灰や骨粉などを与え、
窒素が多くならないよう注意します。
・病害虫
カイガラムシ、ハダニが発生したら早目に駆除します。
育て方のポイント!
・耐寒性は種によってやや異なるので、品種選びが大切です。
・冬の休眠時期は水を与えすぎないよう注意します。
・切り戻しの基本は弱く剪定す、こまめにつるを誘引します。