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モッコクの育て方|間引き剪定を行い2又にします

  • 投稿日:
  • by flower777
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モッコクの実


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モッコクの美しい実と葉


科名:ツバキ科
形態:常緑中高木
英名:Ternstroemia
学名:Ternstroemia gymnanthera
原産:日本、中国他
開花:6月

   
「モッコク」と呼ばれている名前の由来は
モッコウバラの中国名「木香」の誤った使い方からの説、
ランの種類のひとつセッコクに花の姿が
似ているところから呼ばれている説などいくつかあります。

モチノキ、モクセイ、モッコクを
庭木の御三家として愛されていた時代もありましたが、
現代では風格が出るまで樹齢がかかるため
昔よりも敬遠されている傾向があります。

材は床柱や櫛などに用いられています。
樹皮にはタンニンを多く含んでいるので、
茶色~赤褐色に染まる繊維の染料として利用していました。

・品種
不規則な斑点が入るフイリモッコク、
沖縄の自生種ヒメモッコクがあります。


モッコク育て方 栽培方法

・苗選び
モッコクは生長が遅く、4年でやっと50cmぐらいの高さになります。
枝の長さや太さを気にするよりも、芽が充実してついているものを
選んで入手します。

・植え付け
5月、あるいは8月下旬~10月上旬に
日当たり、水はけよい肥沃な場所に植えます。
風が良く当たる場所は避けます。

大きめの植え穴を掘り、堆肥をたくさんまぜ高植えにします。
苗木が大きい時は支柱を立てます。

・剪定
開花が異常に多い時は木が元気がない証拠です。
強い剪定を避け、肥料を与えます。

モッコクの剪定は年に一回、6月~7月または10月下旬~12月、
不要枝を整理し、一カ所から4~5本枝が出ている場所を
つけ根から間引き剪定を行い、2又にします。

・増やし方
モッコクは実生からふやすことが可能です。
秋に果実を採り、果肉を取り除きます。
乾かさないように湿らせた砂などと一緒に保管し、
2月下旬~3月にまきます。

・施肥
2月と8月下旬の2回、油かすに2割ほどの骨粉をまぜ、
2握りほど根元に与え、通気性をよくします。

・病害虫
ハマキムシ、特にモッコクハマキが梅雨から9月にかけて
多く発生すると葉を食害して数日で丸坊主になってしまいます。
葉を一枚一枚取り除き駆除するのが確実ですが、
数が多い時は手が回らないので薬剤を散布します。

カイガラムシやすす病の発生を防ぐために、
透かし選定で風通しをよくしながら定期的に殺虫・殺菌剤をまきます。

kurukuru.gif育て方のポイント!
・やや寒さに弱いため、関東より西の地方が栽培には適地です。
・西日や乾いた寒風が強く当たる場所は避けます。
・透かし剪定で風通しをよくし、ハマキムシに注意します。