Rhapis類は、元気に育つ
Rhapis類は、日が当たれば室内でもどんどん大きくなる
シュロチク(棕櫚竹)、カンノンチク(観音竹)などRhapisと言っても、
タケとは無縁でヤシの仲間です。
葉の幅が広いカンノンチクは、園芸植物として斑点入りの品種が、
流行になったこともあります。
シュロチクの方が細い葉を沢山出すので、
繊細でナイーブな感じを受けます。
いずれにしても性質は丈夫で環境に合わせやすく、
栽培は初心者向きです。
■シュロチク、カンノンチクの仕立て方
大鉢からミニ観葉まで、色々なサイズに仕立てることが可能です。
斑点が入った種類は小さめの鉢で鑑賞しやすいように置き、
緑の葉は大きく育ててインテリアの一部に飾ることが多いようです。
中国が原産の観葉植物のため和の雰囲気になじむのはもちろん、
洋室に置いて東洋風の雰囲気を作り上げることも可能です。
斬新な飾り方を工夫すると楽しめます。
■シュロチク、カンノンチクの育て方 栽培方法
・置き場所
シュロチク、カンノンチクの原種に近いものは、
厳しい寒さに耐えるので、室外でも冬を越すことが出来ます。
しかし緑の葉でも品種改良された種類という場合もあるので、
冬は室内の明るい場所に取り込んでおいた方が安心できます。
夏の太陽光を避ける以外は、できるだけ日に当てて
がっつりと育てます。
また、風通しが良すぎると葉が折れてしまうケースもあるので、
風が吹かない場所を選びます。
・水やり
水やりは鉢の土が白っぽく乾いてから与え、
じくじくさせたり、極端に乾かしたりしないようにします。
夏は乾燥しやすいので毎日水やりをしても、
湿度不足で葉の先が枯れる場合があります。
葉水をかけて、部屋の中では霧水で湿度も補います。
・仕立てなおし方
花が咲いたり、根が詰まって下の葉や葉先が枯れたりしたら
3~4年に一度、植え替えます。
棒などで丁寧に古い土を落とし、
根を洗い、腐った根を取り除き、
赤玉土4:腐葉土4:鹿沼土2等の用土に植えつけます。
根は切り詰めません。
カンノンチクは、ほふく茎が伸びて子株を作るので、
植え替える時に切り分けて植えつけると、
すぐにミニ観葉として鑑賞ができます。
・施肥
生長期は葉の色を観察しながら、
緩効性化成肥料を2カ月に1回与えます。
・病害虫
乾燥するとカイガラムシが発生しやすいのでこすり落とします。
しかし葉が密集していると見落としがちです。
時々葉の裏からも強い葉水を当てたり、
湿らせた布で茎を拭きながら気をつけます。
見つけた時は薬剤を撒きます。
育て方のポイント!
・植え替える時は長い根を切らず、子株を分けて増やす
・夏の強い太陽光を避ける以外は、できるだけ日に当てる
・根詰まりや乾燥が続かないようその前に植え替える
・越冬温度は0℃以上必要、寒さには強い