C)フラワーコーポレーション
ベンジャミンゴム(Ficus benjamina)は、
ベンジャミンと略して呼ばれるほど親しまれている観葉植物です。
良く枝分かれをし、小さな葉を沢山出すため、
大きな木のミニチュアが鉢植えになった形が作れるので
しっかりとした趣が楽しめます。
最近は斑点が入った種類も多く見かけるようになりました。
■ベンジャミンゴムの仕立て方
柔らかく細い幹をねじったり、編み込んだりした、
スタンダード仕立てに人気があります。
小さな鉢から大きな鉢まで、好きなサイズで楽しめます。
■ベンジャミンゴムの育て方 栽培方法
・置き場所
寒さ、日陰に耐えることができ、
部屋の中でならほとんど問題なく栽培できます。
しかし、太陽光不足の場所にずっと置いておくと、
葉がまばらにしか出てこないので、株の姿が乱れます。
また環境を急に変えると葉が落ちてしまうので、
置き場所を変える時は、少しずつ環境になれるように配慮します。
・水やり
ベンジャミンゴムは気温が低い時に乾燥しすぎたり、
過湿にすると葉が落ちます。
霧水などで湿気を足し、
水やりは寒い季節は控えめに与えます。
・仕立てなおし方
ベンジャミンゴムはよく枝が伸びるので、
飛び出した部分や込み入った部分の枝は剪定します。
切り取った枝は、挿し木にして増やすことも可能です。
枝は一回に沢山切ると、木への負担が大きくなるので、
何度か分けて切るか、こまめに切り戻すようにするかにします。
下の葉が落ちてきたら、スタンダード仕立てにするのが楽です。
全体に葉が落ちてしまう場合は、育てている環境を確認し、
管理方法や置き場所を変えて、新しい芽が育つのを待ちます。
・施肥
気温が高い時に2カ月に1回、緩効性化成肥料を与えます。
・病害虫
高温乾燥の時期にカイガラムシやハダニが発生します。
見つけたらすぐにこすり落とします。
育て方のポイント!
・慣れない環境では葉が落ちやすい
・一度落葉しても、剪定で仕立て直すと回復する
・越冬温度は5℃以上、室内であればほとんど問題なく育つ