マランタ、葉の模様と樹形が美しい
C)ｅ-花屋さん
マランタの葉のアップ
マランタ（Maranta)は葉の脈に沿って美しい模様が入り、
魅力的な観葉植物の種類です。
茎が伸びるとやや垂れさがってはうような姿になり、葉を広げます。
レウコネウラ・エリスロネウラは茎が伸びても葉の色が変わりませんが、
他の品種は古くなると葉の色が悪くなるものが多いので、
植え替えて新しい葉を出させたり、葉を切り取ったりして、
株をキープします。
■マランタの仕立て方
マランタは一枚の葉で模様が複雑に込み入っているので、
ミニ観葉で葉が少なくても充分楽しむことが可能です。
小鉢で流通していることが多く、視線の高さからやや下に置いても、
邪魔にならないし、葉の美しい様子をしっかりと見ることができます。
■マランタの育て方 栽培方法
・置き場所
マランタは高温多湿を好み、日本の冬の時期は、
ほとんど休眠状態ですごします。
直接太陽光では光線が強すぎて葉が焼けてしまい、
生育が止められてしまうので、
暖かい部屋の中で、直接日が当らない場所が最適です。
冬は夜の気温の低さの 対策として、
ビニールなどで覆って注意します。
・水やり
成長期は鉢の土の表面が乾いたら、水を与えますが、
気温が低くなったら葉が出てこなくなるので、水やりはかなり控えます。
しかし、葉が巻いてくるような状態は、湿度が不足しています。
エアコンが入った部屋では加湿器を使った方がいいでしょう。
他にはこまめに霧水をかけて、湿度を高めるようにします。
・仕立てなおし方
マランタは古くなって葉の色が悪くなったら、早目に取り除きます。
株全体の葉の色が悪くなるのは、水切れや葉焼けが原因のことが多いので、
ガラス越しでも光が当たらない場所に鉢を移動させるか、
水の量を増やし葉水を与え、しばらく様子をみます。
傷んでしまった葉は元に戻らないので切り取りますが、
葉が丸まっている時は、鉢全体をバケツの水につけると、
元気になります。
鉢が根で一杯になってきたら、株を分けて植え替えます。
2葉ずつ切って挿し穂を作り、挿し木で株を増やすことも可能です。
・施肥
生長期に緩効性化成肥料を2ヶ月に1回与え、
冬を越せる体力をつけます。
・病害虫
乾燥しているとハダニがつくことがあります。、
葉の裏にも気をつけて、早めに薬を使って駆除します。
育て方のポイント！
・水やりを控え、温度を高める
・光線が強すぎたり、水切れは葉色が悪くなるので注意する
・越冬温度は10℃以上、直射日光は避ける