長く花を楽しむには、苗選びも大切です
シネラリア(サイネリア）はキク科セネシオ属の一年草です。
属名のセネシオはラテン語のsenex（老人）に由来します。
花が咲き終わった後の冠毛が、
灰色や白色なことにちなんで呼ばれています。
別名「サイネリア」とも呼ばれる理由は、
シネラリアが「死ねラリア」と聞こえるのを嫌ったからです。
種まきは8月ごろに行われますが、種が大変細く、
病害虫に弱く温室が必要なため、家庭栽培は難しい植物です。
切り戻すと2番花が楽しめます
■シネラリアを長期間楽しむには？
1.鉢花の選び方
シネラリアは一定の日長時間や気温条件にあわせて
各枝先が同時期に花芽が分かれ、開花もいっぺんに行われます。
よって鉢花を購入する際には満開の株を選ぶよりも、
3割程度しか咲いていないつぼみの多い株を選びます。
気温が低い環境でゆっくり咲かせる栽培が
長い期間花を楽しむことが可能になります。
葉が密集して茂っていない株は、
つぼみが多くても咲かないケースがあります。
花が咲いた後の花がらは、株の勢いをストップさせないよう
マメに摘み取り、つぼみを全部開かせるように管理します。
2.シネラリアの切り戻し方法
花が全部咲き終わった時に、
茎と葉を切り戻すと2番花を楽しむことができます。
各枝5節ぐらいを残して切り戻し、
わき芽の出ている上で切るようにします。
切り戻しと同時に2週間に1回ぐらい液体肥料を与えます。