ムスカリ、かわいい花が人気
ムスカリの白も寄せ植えなどに映える
ムスカリのピンクもある
C)イングの森
ムスカリ(Muscari)は、
地中海沿岸が原産のユリ科の多年草の球根植物で、
小さなブドウの房のようなかわいい花が咲きます。
このブドウの実のような外見から、
ブドウヒアシンスとも呼ばれています。
ムスカリは数年間植えっぱなしでも構わなく、
病虫害もあまりないため、育て方がやさしい植物です。
花色は鮮やかな青紫色が定番ですが、
品種改良により薄紫や白などの品種も出回っていて、
絨毯のようにまとめて植えると見栄えがしてきれいです。
また、寄せ植えにも人気で、
草丈の高いチューリップやスイセン、
またパンジーやデージーとの相性が良いです。
植え付けは10月~11月で、3月~4月に花が咲きます。
■ムスカリの育て方 栽培方法
・植え付け
ムスカリの植え付けは、10月~11月中旬に行います。
水はけのよい用土に、球根が隠れる程度の深さに植えます。
4号鉢には5~6球、5号鉢には7~8球を目安にします。
プランターには5~10cm間隔に植えます。
・置き場所
年内は屋外で雨にあたらないような場所に置き、
しっかりと寒さに当てます。
1月になったら屋内の日当たりのよい窓辺に移すと、
花が早く咲き出します。
真夏は涼しい場所で管理します。
・水やり
土が乾いたら、水をたっぷり与えます。
冬の間も、乾燥しない程度に水やりをしましょう。
・掘り上げ
1~2年間は植えたままで構いませんが、
3年たったら球根を掘り上げましょう。
3年目の花が終わったら、花穂を切り、
葉が黄色くなったら掘り上げます。
土を落とし、日陰で乾燥させてから、
球根を分けて分球し、大きさ別に保管します。
・施肥
植え付けの時と花が終わった後に、
緩効性化成肥料を与えます。
・病虫害
ムスカリは根にこぶができる、
ネコブセンチュウに侵されやすいので、
植え付けの時は、消毒済みの新しい用土を用いましょう。
POINT!
・1~2年間は植えたままで良いが3年くらいで植え替える。
・花後に葉が枯れてから葉柄を取り去ると球根が太る
・屋外で寒さにしっかり当てると良い花が咲く