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アワコガネギクの育て方|育てやすく初心者にも栽培

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アワコガネギク、花も愛らしく良い香り
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アワコガネギク(Milk Thistle、
学名:Chrysanthemum Seticuspe)は、
キク科キク属の山野草です。

10~12月に花の見ごろを迎えます。
別の呼び名では、キクタニギクともいいます。
主な自生地は、東アジアが中心で、
国内では、本州と九州北部の比較的低いところで、
よく見られます。

関連種では、イソギク、シマカンギク、
ハナイソギクなどがあります。

ほとんどが立ち性のものが多く、
やや斜めに広がるような草姿をしています。
よく分けつするので、株が大きくなり、
木のように固い茎になります。
草丈は30~100㎝ほどになります。
黄色の小さな花をたくさん咲かせます。

葉や花がたいへんよい香りがするので、
ハーブとしても好まれます。
暑さや寒さにも強く、初めてでも失敗が少なく、
花が長く楽しめるでしょう。


アワコガネギク育て方 栽培方法

・置き場所
日光がよくあたる、風通しにすぐれた場所を好みます。
夏の遮光はしなくてもよいです。

・水やり
乾燥には耐えますが、極度の水切れはよくありません。
土の表面が乾いたら、水をあたえましょう。
庭に植えたものは、雨不足の時に、
必要に応じて水やりをします。

・肥料
元肥として、リン酸とカリが多めの緩効性の化成肥料を、
少量ほどこしておきます。
春に油粕を置き肥してもよいです。
追肥をするときは、毎週薄めの液肥をあたえましょう。
庭植えのアワコガネギクには、
肥料はあたえなくても大丈夫です。

・手入れ
アワコガネギクは、切り戻しをして、
枝数を増やして、花芽が多くなるようにします。
5~6月に、根元から1/3~1/2ほど切り戻しをして、
草姿を整えておきます。

花が終わった枝は、できるだけ早く摘み取り、
タネがこぼれないように、気を配ります。

・植え付けと植え替え
2~3月に、植え付けや植え替えをするのがよいでしょう。
盆栽として、育てている場合は、数年に1回植え替えます。
鉢花にしてるなら、毎年植え替えが必要です。

いずれも、水はけのよい土が適しています。
草花用の培養土を買ってきて植えてもよいですし、
赤玉土(小)・腐葉土を7:3の配合や、
盆栽として仕立てるときは、
鹿沼土・赤玉土・軽石を、ほぼ同じくらいのものを利用します。

・増やし方
アワコガネギクを株分けで増やすには、
2~3月に行うのがよいです。
新芽が出る前に作業を済ませましょう。
ひと株に、数芽がついた状態になるように、
鋭利な刃物などで切り分けます。

挿し木でも繁殖が可能です。
作業の適期は、5~6月がよいです。
元気のよい新芽のついた先端の枝を、
さし芽に使うのがよいでしょう。
茎の中間部でも構いませんが、少々成長がゆるやかです。

いずれも、発根して新芽が出て落ち着くまでは、
用土を乾かさないような管理をしましょう。

・病害虫
うどんこ病、褐斑病、黒斑病などは、
雨が当たるような環境が、原因となることが多いです。
雨除けをして、いたんだ葉を取り除き、
殺菌剤などで対応しましょう。

4~10月にかけては、害虫が発生しやすく、
被害が心配されます。
幼虫が小さいうちに駆除したり、
キク科の雑草の影響も受けるので、
とくに庭植えの場合には、不要な雑草を放置せず、
すぐ処分します。

kurukuru.gifPOINT!
・じょうぶなので初心者向き
・強い直射日光にあててもよい
・雨よけや草取などで管理をする