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オモトの育て方|湿度と排水性を保って栽培

  • 投稿日:
  • by flower777
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オモト


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フデオモト


オモト(万年青、学名:Rohdea japonica)は、
ユリ科オモト属の常緑多年草です。
春から秋にかけて、生育は旺盛になり、
夏に小さな花が咲きます。

秋には赤い実がつき、冬季は休眠状態になります。
別名イワラン、ロウボソウ、ウオン、
レイロ、マンネンセイなどとも呼ばれています。

主な自生地は、東アジアです。
日本国内では、関東から沖縄の山地に自生し、
西日本の低山地で多く見られます。
オモトは1属1種のみです。

スイセンのような肉厚の葉がをつけ、
根元から草丈は40㎝ほどです。
常緑であることから、
古くから縁起のよい植物とされています。
薄い黄緑の花が咲き、赤い実がつきます。

属名として、辛抱草ともよばれるほど、
じっくりと手入れをすると、
成長が目に見えて変化がわかりやすく、
育てがいが体感できる、山野草です。


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ムラサキオモト


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ツバメオモト


オモト育て方 栽培方法

・置き場所
オモトは強い日差しをさけ、
日陰から半日陰になるところを好みます。
5~10月までは、風通しのよい外で管理をします。
12~4月までは、風よけをして、
やわらかな日光にあたる程度にします。

・水やり
春は水切れをしないように、
用土が乾いたら、水をたっぷりとあたえます。
夏は乾かない程度に管理をし、
朝や夕方などの、涼しい時間帯に水やりをします。
冬から春は、乾かし気味にしましょう。

・肥料
有機質が配合された、固形肥料を置き肥します。
早春は月に1回、暖かくなったら月2回にします。
6~8月は肥料はあたえず、
涼しくなった9月半ば~10月にかけて、1回ほどでよいです。

春の肥料は、液体肥料でもかまいませんが、
固形のものなら、油粕や骨粉などが、
配合されたものがよいでしょう。

・手入れ
夏に全体が変色した、古い葉をとりのぞきます。

・植え付けと植え替え
オモトは3月半ば~4月半ば、
もしくは、9~10月が植え替えの適期です。

古土を落とし、葉や根を洗って、
新しい用土に植え替えます。
用土は、排水性のよいものを配合します。

川砂、軽石、日向砂などがよいでしょう。
植え替えを終えた鉢には、水をたっぷりあたえます。

・夏越し
遮光して、直射日光から守り、
風通しのよい、涼しい日陰におきます。

・冬越し
冷たい風が、直接当たらないように気を配ります。
凍らない程度の保温対策をし、
暖房のある部屋などはさけ、
適度な低温に当てるようにして管理をしましょう。

・増やし方
オモトは株分けで増やします。
植え替えの時に行うのがよいでしょう。

・病害虫
スリップス、カイガラムシ、ナメクジの対策が必要です。
このほか、カビ菌による病気には、早めに予防します。
ダイセン、ベンレート、ダコニールなどの殺菌剤を用います。

直射日光に当てたり、高温や蒸れなどによる過湿に気を付け、
風通しを良くしましょう。

kurukuru.gifPOINT!
・涼しい半日陰や日陰などの環境で管理をする
・適湿を保ち水はけのよい用土で育てる。
・凍結しない程度の低温で冬越しをする