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フクジュソウの育て方 正月用の鉢は早く植え替える

hukujyusouAnew.jpgフクジュソウ、ほんとうに福がありそう


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フクジュソウ、仲良く咲いている


フクジュソウ(福寿草)は、
中国や日本原産のキンポウゲ科の多年草です。
開花時期は1月~4月で、春を告げる花の代表です。

そのため、元日草(がんじつそう)や、
朔日草(ついたちそう)の別名を持ち、
1月1日の誕生花でもあります。

フクジュソウは根が良く発達するため、
お正月用の寄せ植え鉢では鉢が小さすぎ、
開花後に衰弱して翌年花をつけなくなってしまいます。

花が終わったら、すぐに1株ずつ植え替えると良いでしょう。


フクジュソウ育て方 栽培方法

・購入ポイント
フクジュソウの花芽は、10月~12月頃、
3芽を1株として水ゴケなどにくるまれて売られているのが一般的です。
花芽がふっくらとしていて、
水ゴケに包まれた根がよくはっていて、
腐ったり、切られてもいないものを選びます。
鉢植えの場合は、葉の色つやが良く、しまった株を選びます。

・植え付け
花芽は11~2月上旬頃までに植えつけます。
深めの6号鉢の鉢底にゴロ土を入れ、
水はけ、保水性のある培養土を用います。

赤玉土(小)7:腐葉土3、または市販の山野草の用土に、
緩効性化成肥料を3g/Lを混ぜ込んだ土が良いでしょう。
6号鉢に5芽を目安に植え付けます。
根を良く広げるのがコツです。

・置き場所
植えつけたら、霜の降りる直前まで屋外に置いて、
フクジュソウの花芽分化を促します。

寒さに当てないと花が咲かないので、
室内に入れたままでは花付きが悪くなります。

フクジュソウの花は日に当たると開くので、
開花次期は日当たりの良い窓辺に置きます。
花が終わったら、日陰の涼しい場所に移動します。

・水やり
フクジュソウの根は水を吸う力が弱く、乾燥に弱いため、
根が生長する3月~5月頃は、水をたっぷり与えます。
6月以降、葉は枯れて休眠期に入りますが、
土の湿り気が必要なので、水やりを続けます。

花が咲いたら、花が傷む恐れがあるので、
花に水をかけないように注意します。

・株分け
4年に1度くらいを目安に、
7月~9月頃に株分けを行います。
この時期は、地上部が枯れてしまい、
土の中の根だけの状態になっています。

鉢から株を抜き、根を傷つけないように土を落とし、
3~5芽ずつ手で折り分けます。
大き目の鉢に、根を広げて植えつけます。

・施肥
植え付け時に緩効性化成肥料を元肥として施します。
花が終わってから、地上部が枯れる梅雨ごろまで、
液肥を10日に1回程度の割合で与えます。

生育時期に肥料不足になると、翌年の花付きが悪くなります。

・病虫害
ナメクジが発生し、若芽を食べることがあるため、
ナメクジ駆除の薬剤を散布して防除します。

kurukuru.gifPOINT!
・正月用の寄せ植えは、花後に早く植え替える
・寒さに当てないと花が咲かないので注意
・休眠期も土の湿り気が必要なので、水やりを続ける

>>フクジュソウの苗を各種見てみる