ヤマブキ、一重は清楚な感じ
ヤマブキの八重は、ぽんぽんしていて愛らしい
科名:バラ科
形態:落葉低木
英名:Japanese kerria
学名:Kerria japonica
原産:中国、日本
開花:4月中旬~6月中旬
「ヤマブキ」と呼ばれている名前の由来は
山中に生え、花色が蕗(ふき)に似て、
金色で美しいところから呼ばれる説があります。
花色は、はっきりとした山吹色で
満開時は枝いっぱいに咲き、とても華やかな花木です。
・品種
八重咲き花のヤエヤマブキ、
花弁が細く、菊のように咲くキクザキヤマブキ、
変種では白い小花が咲くシロバナヤマブキがあります。
■ヤマブキの育て方 栽培方法
・苗選び
品種物を手に入れる時は、花色、
八重咲き、斑点入りなど、
特徴がよく出ているものを選びます。
・植え付け
厳寒期を除いた11月~12月、2月~3月に
深植えにならないよう、植え穴は広く浅く掘り、
腐葉土や堆肥をたくさん混ぜ、水もちをよくします。
乾燥にあまり強くないので、モートビストや腐葉土で
株元を覆って対策します。
・剪定
自然に伸びて若い枝がしなうように美しいので、
むやみに樹形を作り込む必要はありません。
11月~12月ごろ枯れた枝や、
伸びすぎた枝をつけ根から切り落とします。
植えつけ後5年くらいで枝の勢いが弱まってくるので、
古い枝は根元から10cmぐらい残して切り落とします。
あとは混み入った小枝を刈り込む程度にして、
全体を短く刈り込みすぎないよう、注意します。
・増やし方
株分けが一番簡単です。
3月ごろ枝を3本くらいつけて一株とし、
地下茎をよく切れる刃物で切り離して増やします。
・施肥
2月ごろに寒肥として油かすに4割ほどの骨粉をまぜ
2握りほど与えます。
腐葉土や堆肥を多めにすき込み、土中湿度を上げていきます。
・病虫害
特に必要はありません。
育て方のポイント!
・直射日光や西日が当たるような場所は避けて植えます。
・耐寒性や耐暑性が強いので生け垣としても利用できます。
・春から秋の生長期には、土の表面が乾いたらすぐ水を与えます。