アスパラガス、野菜に近い品種
アスパラガス・スマイラックス、花言葉は「勝利」
C)euro plants studio
観葉植物のアスパラガス（Asparagus)は、
野菜のアスパラガスと同じ仲間ですが、
食用としていない種類で、
ほとんどが南アフリカ原産です。
葉に見えるのは、厳密にはうろこ状に退化した葉が
密着している茎（枝）で、仮葉または偽葉といいます。
はうように伸びるデンシフロールス「スプレンゲリー」、
棒状に茎が立ち上がるデンシフロールス「メイリー」、
繊細なセタケウス「ナナス」など、
人気が高い 品種が沢山あります。
■アスパラガスの仕立て方
ナナスは地面と平行に葉が広がっていくので、
小鉢や中鉢を使って一杯に葉を広げさせると
空間が生きてきます。
這うアスパラガスの品種は、
釣り鉢から垂らすと量がまとまってきます。
立つアスパラガスの品種は、小鉢から中鉢を選び、
少し上からの視線から見えるようにすると
形を楽しむことができます。
■アスパラガスの育て方 栽培方法
・置き場所
アスパラガスは日当たりの悪さや寒さに、
耐えられる強さがあります。しかし
夏を除き、出来るだけ日当たりの良い場所に
置く方が株がまとまります。
葉が黄色くなってしまった場合は、
太陽光線が強すぎることが考えられるので、
アスパラガスの置く場所を変えてみます。
室内では日光が当たる窓辺に置きます。
・水やり
アスパラガスはある程度乾燥に強い観葉植物です。
1週間位水切れを起こしても枯れません。
しかし葉を美しく生き生きと保つには、
表土が白く乾いたところでたっぷりと水を与えます。
冬はさらに乾かし気味に与えます。
・仕立てなおし方
アスパラガスは水切れに強くても、
葉が黄色くなりぽろぽろと葉が落ちる時は、
やはり水不足です。
また、水やりをしていても、
根が詰まっていては水分が充分に吸収できず、
株が弱ってしまいます。
根が詰まる前に株を鉢から抜いて、
古い土を落とし、傷んだ根や葉はつけ根から切ります。
大きくしたくない時は、
はさみやナイフやのこぎりで株を二つに分けます。
用土は必ず水はけの良いものを使います。
また花が咲き、実がなった場合は、
種まきも可能です。
・施肥
生長期に1～2回、緩効性化成肥料を与えます。
肥料が足りないと、葉が黄色くなる原因になるので、
様子を見ながら液体肥料を補います。
・病害虫
新芽が出る季節は、カイガラムシやアブラムシに気をつけます。
育て方のポイント！
・乾燥に強いので、育てやすいが、適度な水やりを
・根詰まりに気をつけ、必要に応じて株を分ける
・日当たりの良い場所に置くが、葉色が黄色くならないよう注意する