コルムネア（Columnea)は、つるが垂れさがって、
オレンジ色、黄色、赤色の花を沢山つけます。
交雑品種や園芸品種がとても多く、
リネアリス等立ち上がる性質が強い園芸植物もあります。
つるの長いスタバンガーの交配で生まれた種類が、
良く出回ります。
花を沢山咲かせると、見栄えがとてもゴージャスになります。
■コルムネアの仕立て方
釣り鉢からつるを多く垂らし、
花の数を増やすと華やかになります。
挿し木が簡単にできるので、
小鉢にまとめてさしコンパクトに仕立てると、
つるが上の方に伸び広がるように立ち上がり、
また違った草形になります。
■コルムネアの育て方 栽培方法
・置き場所
コルムネアはもともと熱帯アメリカのジャングルで、
木の上に育っていた観葉植物なので、高温多湿を好みます。
日陰に強いですが、太陽光が少ないと花が開きません。
夏は葉が焼けるので光を遮断し、
冬は部屋の暖かい場所に置きます。
花は四季折々咲くことが多いですが、
昼は暖かく、夜は温度が低くなるとさらに良く咲きます。
・水やり
コルムネアは鉢の土の表面が湿りすぎても嫌いますが、
湿度は高くキープします。
冬は水やりを控えて、寒さに耐えられるようにします。
部屋では気温が高く乾燥も激しいと、
葉がポロポロと落ちる可能性があります。
部屋に加湿器を設置し、こまめに霧水をかけると、
葉の色も鮮やかにキープできます。
・仕立てなおし方
摘芯をして新しい枝を増やしていくのが基本です。
つるは園芸品種や交雑品種の性質に合わせ、
短く沢山出すか、長く垂らすかにします。
また、低温、根詰まり、または葉が焼けると、
下の葉が落ちてきます。
被害が一部なら切り戻して植え替えるなどして再生できる場合もありますが、
全体に悪い場合は、挿し木で仕立て直す方が簡単です。
・挿し木
元気な葉がついた部分を選んで挿し穂を作り、
3～4本かまとめて挿します。
気温が低くなる前にしっかりと根を育て、
寒さに耐えれる株に仕立てることが大切です。
・施肥
コルムネアは暖かい季節に葉の様子を観察しながら、
2ヶ月に1回、緩効性化成肥料を与えます。
肥料を与えすぎるといつまでも成長して、
花が咲かなくなるので注意が必要です。
・病害虫
気温が高くなると、アブラムシが発生してきます。
育て方のポイント！
・温度と湿度をキープする
・直射日光は葉を焼いてしまうので避ける
・傷んだ株や乱れた株は、挿し木にして仕立て直すのが早い